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[このひと] ロウソクのあかり文化祭 後援でハングル運動 支援 打切りとは

登録:2010-02-22 12:36

原文入力:2010-02-21午後06:16:49(1588字)
10周年迎えるハングル文化連帯 コ・ギョンヒ常任代表
"政治的定規 突きつける政府が残念"
外来語 使用当然の風土 正そう

クォン・オソン記者,カン・ジェフン記者

←コ・ギョンヒ ハングル文化連帯常任代表(60)

"そっとしておけば他の誰かに悪い影響を及ぼすだろうと思って、外来語を1,2個でも正せばそれだけで‘ハングル運動家’になる時代です。ウリマル(韓国語)を壊す風潮があまりにも蔓延しています。"

22日創立10周年をむかえるハングル文化連帯のコ・ギョンヒ常任代表(60・写真・共同代表 キム・ヨンミョン,ソク・クムホ,チョン・ジェファン)はインタビューの間、ずっと微笑を浮かべながらも我が国の厳しい言語環境と現実を指摘した。18日ソウル,桃花洞のハングル文化連帯事務室で彼女に会った。

コ代表は‘ウリマル壊し’といえば以前は一部の若い世代とインターネットユーザーを連想したが、最近は官公庁が先頭に立っているとし憂慮した。「公共言語をまともに使って整えなければならない公共機関で、英語・漢字などをかき混ぜて使う‘言葉遊び’が大量に増えました。たとえば‘イロソ自(訳注:ソウル市がソウル広場に設置した鉄骨造形物の名前)’のようにですね。"

ハングル文化連帯は公共機関の英語使用を絶えず指摘しているが改善の兆しが見られない。洞事務所を‘住民センター’に変えたように、公共機関が外来語を使うことを煽る実情のためだ。

コ代表はハングル運動団体代表としては珍しい女性として、時代に合った‘楽しい運動’を強調した。「最も楽しく思い出されるのは2007年に行った‘ハングル 馬子にも衣装’という行事です。ソウル,仁寺洞のチャムジキルでハングルの紋を刷り込んだ服を市民に配り、モデルたちとファッションショーを行ったりもしましたよ。ハングル運動も興味がわくようにしなければなりません。"

こういう‘若い’接近法はこの団体の誕生背景から始まる。2000年に国語学専攻者でない学校・放送・事業界などの有志が集まり、社会全般を席巻している‘英語狂風’を心配して、やさしい言葉使いと韓国語守りの市民運動を始めたのだ。以後、情熱会員300人余りの活動と後援企業などの助けで沈滞状態だったウリマル運動に活力を吹き込んできた。

今年はちょっと難しい時期をむかえている。2008年にロウソクのあかり文化祭後援を理由に‘ハングル馬子にも衣装’事業の政府支援が打ち切られたからだ。コ代表は「ハングル運動団体と市民団体領域の間でバランスを取ることが容易ではない」として「団体として意見を表現するのと、ハングル運動事業とは別個と思うが、これを関連づけて支援を打ち切るという点が本当に残念だ」とした。

ハングル文化連帯は今後も過度な英語・漢字教育,誤った官公庁行政用語,通り看板など乱れた言語環境を監視して正すことに努力を傾ける計画だ。「最近ソウル市で発表した漢江人工島の名前も見慣れない外国語にしましたね。世宗大王銅像がある光化門広場にもあらゆる外国語があふれています。外国語・外来語を使うことを当然と思う現実を着実に正していきます。」ハングル文化連帯は22日夕方7時、西江大同窓会館で10周年記念式と後援の夕べ行事を行う。この席で‘ウリマル守り手’に選ばれた5団体に褒賞も行う予定だ。

文クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr,写真 カン・ジェフン選任記者 khan@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/405828.html 訳J.S