原文入力:2010-02-16午後08:29:39(1369字)
言論労組 新KBS本部長 オム・ギョンチョル記者
パク・チャンソプ記者
←オム・ギョンチョル記者
地方選挙の時、放送監視団 稼動
キム・インギュ社長 反対闘争も継続
"ニュースとプログラムに対する監視と牽制・批判の役割に最善を尽くす。
これを通じて<韓国放送>(KBS)を本来の公営放送の席に戻す。"
去る10日、全国言論労組韓国放送本部長に選出されたオム・ギョンチョル(写真)記者は覚悟を問う質問にこのように明らかにした。韓国放送本部は既存労組の代わりに記者とディレクターらが主軸となり昨年末構成された新労組だ。現在800人余りの労組員が加入している。
オム本部長は△韓国放送官制化阻止・放送独立性確保△報道公正性・製作自律性争取の2点を新労組の核心課題として提示した。彼は 「現政権スタート以後、韓国放送は政府側指向に流れたり社会的議題に対して真実をきちんと暴けず機械的均衡モデルに陥っている」とし「不動の信頼度1位であった韓国放送が昨年2位に墜落した」と指摘した。彼は「社会的議題を引き続き無視するならば影響力墜落も避けられない」とし、生存のためにも公営放送の地位回復が至急だと強調した。
このために新労組は編成委員会と公正放送委員会を作り運営する計画だ。2つの委員会を土台に放送内容に対する牽制と監視機能を強化する一方、編成規約に出ている通り記者とディレクターが内外の不当な圧力を拒否し良心に従って公営的であり創意的なプログラムを製作することができるようにするということだ。
オム本部長は「与党は6月地方選挙勝利のために韓国放送報道を政府側に引っ張っていこうとしているので、新労組は地方選挙に鮮明な戦いの地点を探すことができる」として、4月中に選挙放送監視団を設け稼動するという計画も明らかにした。
彼は社長反対闘争も中断できないと強調した。大統領選挙参謀出身社長では公営放送の根幹である‘権力からの独立’原則を守ることができないと見るためだ。"就任以後の人事の不当性,プログラムの質的下落放置" 等、各種問題点を国民に知らせ‘落下傘社長’の不当性と弊害を浮上させるという構想だ。
オム本部長は 「政権による言論の自由のき損は深刻な状況に達した」として「だから最近の‘文化放送事態’も文化放送だけの問題ではない」と強調した。彼は「今は公営放送制度の分離・き損がなされている過程であり、文化放送までが韓国放送の前轍を踏むことになれば韓国言論は死亡宣告を受けること」として「集会,座り込みなど可能なすべての方法で文化放送労組と連帯する」と話した。
新労組は設立以後、3回にわたり会社側に団体交渉を要求したが、会社は法的に許されない複数労組とし交渉を拒否している。これに対し新労組は企業別労組(韓国放送労組)と超企業単位労組(全国言論労組韓国放送本部)は複数労組に該当しないという判例があるとし、先月裁判所に‘団体交渉応諾仮処分申請’を提起した。
パク・チャンソプ記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/404938.html 訳J.S