原文入力:2010-02-16午後06:59:01(1174字)
夜間屋外集会 禁止
野党・市民団体 "憲法に不合致決定とも背馳" 反発
キル・ユンヒョン記者,ソン・ヨンチョル記者
ハンナラ党が16日、夜間屋外集会を‘夜10時から翌朝6時’まで完全禁止する内容の‘集会および示威に関する法律’改定案を国会行政安全委員会に上程し2月国会での処理に出た。これに対し野党と市民・社会団体は"集会の自由を今より更に一層萎縮させる改悪案であり、憲法裁判所が昨年9月集示法の夜間屋外集会禁止条項(10条)に対して下した憲法不合致決定にも反するもの" として強く反発し衝突が予想される。
国会行安委委員長を受け持っているチョ・ジンヒョン ハンナラ党議員が代表発議したこの改定案は夜間屋外集会禁止時間を現在の‘日の出前、および日没後’から‘午後10時から翌日午前6時まで’に変えることを骨格としている。これと同時に‘秩序維持を条件に所轄警察署長が夜間集会を許可することができる’という現行条項をなくした。改正案が国会を通過する場合、夜10時から翌朝6時まではどんな形の屋外集会も不可能になる。
この日の行安委全体会議でチョ委員長をはじめとするハンナラ党議員らは、改定案を法案審査小委に渡し手続きを踏んだ後、2月臨時国会で処理しようと主張した。
しかし民主党のカン・キジョン,キム・ユジョン議員などは 「改定案は憲法が保障した国民の基本権を過度に制限しており、時間制限より騒音や場所制限などの規定を置くことが望ましい」と反論し「集示法改定議論を中断し公聴会など世論収斂過程を経なければならない」と主張した。現在、行安委に係留中のチョン・ジョンベ民主党議員案とイ・ジョンヒ民主労働党議員の案は秩序維持人などを置くことを条件に夜間屋外集会を原則的に許可している。
ハンナラ党改定案は憲法裁判所が集示法10条に対して「集会の事前許可を禁止した憲法に反しており集会の自由を実質的に剥奪する過度な制限」と判断したことと反するという指摘も強い。オ・ドンソク亜洲大法大教授は「憲法裁判所決定の意味は夜間集会を一般的に禁止するのは過剰禁止の原則に反するということ」としつつ「基本権を最大限保障し制限を最小化しなければならないという原則の下に議論を初めから再び始めなければならない」と話した。
人権団体連席会議など市民・社会団体らは17日午前11時、ハンナラ党の改定案を糾弾する記者会見を行う予定だ。
キル・ユンヒョン,ソン・ヨンチョル記者charisma@hani.co.kr
原文: 訳J.S