原文入力:2009-01-19午後08:50:20
警察 “通信捜査と同じ技法”…過剰捜査・人権侵害論難
キム・キソン記者
京畿,軍浦(クンポ)女子大生失踪事件を捜査中の京畿地方警察庁捜査本部が、インターネットを通じて事件関連内容を検索したインターネットユーザーらに対して包括的に押収捜索令状の発行を受けて、過剰捜査論難がおきている。
警察は「去る15日押収捜索令状の発行を受けてネイバーとダウムなど9ヶ インターネット ポータルサイトを通じて事件関連ニュースなどの掲示物を集中検索したインターネットユーザーを探している」と19日明らかにした。
警察は一次として、あるポータルサイトから最近3ヶ月間にログインをしたインターネットユーザーの人的事項とIDなど1万9千件余りの検索資料をすでに提出させ、事件が起きた先月19日から去る15日まで‘軍浦’,‘安山’,‘失踪’,‘拉致’,‘O氏’等5ヶ単語での検索回数が多いインターネットユーザーを抜き出している。
京畿地方警察庁コ・キチョル広報係長は「昨年起きた安養小学生誘拐・殺害犯が犯行後、毎日‘髪の毛は腐る’等の事件関連内容と警察捜査報道内容を随時検索していた」として「女子大生失踪事件容疑者もそのような可能性が大きく、こういう捜査をしている」と説明した。
彼はまた「事件当日、現場周辺でなされたすべての携帯電話通話内訳を調査し犯人を選び出す‘通信捜査技法’はすでに普遍化しており、これを利用して相当数の事件を解決した」として「今回のインターネットユーザー捜査は通信捜査と同じ技法」と付け加えた。
しかし、これは人権を侵害する過剰捜査という批判が出ている。
タサン人権センターパク・チン市民活動家は「警察が得ることができる捜査結果が不明確なうえに不特定多数の精神世界はもちろん私生活自体を譲り受け調査するのは深刻な人権侵害を生む恐れがある」と話した。
O(21)氏は先月19日午後3時7分頃、軍浦市,山本駅で地域内バスに乗り家に向かい家から1km離れた軍浦健所停留所でおりた後、音信が途絶え同日午後7時28分頃安山のキャッシュディスペンサーからマスクで顔を隠した男がO氏のクレジットカードで70万ウォンを引き出したことが確認された。
軍浦/キム・キソン記者player009@hani.co.kr