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南北当局間チャンネル完全断絶…‘警告’が‘危機’に広がると

登録:2009-01-19 17:16

原文入力: 2009-01-19午後02:23:07
DJ政府の時、二度延坪(ヨンピョン)海戦
南北関係進展 大きい衝突なくて

ソン・ウォンジェ記者

「ここからソウルは遠くない。戦争が起きれば‘火の海’になってしまうだろう。ソン先生あなたも生き残ることができない。」1994年3月19日板門店平和の家で開かれた南北間特使交換のための実務接触でパク・ヨンス北韓祖平統書記局副局長が南側ソン・ヨンデ代表にした発言だ。この言葉が公開され、南北関係は完全に凍りつき南側社会は‘買い占め’等の恐慌状態に陥った。当時1次北核危機が最高潮に達した状況でチームスピリット訓練が再開される場合には戦争が広がりかねないという‘警告’をしたわけだが、これはキム・ヨンサム政府の時、継続して悪化した南北関係とかみ合って戦争の恐怖を増幅させた。

これとは異なり、キム・デジュン政府で起こった二度の延坪海戦は全般的南北関係の進展が武力衝突の影響を統制した事例だ。1999年6月1次延坪海戦は渡り蟹漁船を前面に出した北側警備艇の北方境界線(NLL)越境で発火した。この時は南側が優れた海軍火力を前面に出して北朝鮮軍に大きい敗北を食らわせた。少なくとも北韓軍30人が死亡し70人以上が負傷したと推定される反面、南側海軍は1人の戦死者もなかった。南側の軍事的勝利という点と共に、98年金剛山観光が始まるなど南北関係が全般的な改善の道に入ったという点も1次延坪海戦がより大きい衝突に拡大することを防いだ重要な背景だ。南側政府はむしろこの時の勝利で得た軍事的自信に基づいて南北関係改善により一層拍車を加えることになる。

2002年6月に起きた2次延坪海戦では、北韓の奇襲で南側将兵6人が亡くなり18名が負傷する被害をこうむった。この時も2000年の南北首脳会談を通じて拡大された南北協力関係によって大きい衝突につながってはいない。‘買い占め’等の戦争恐怖が再現されることもなかった。北韓は当時‘ホットライン’を通じて、北側の意図的挑発でないという説明を送ってくることもした。

今回、北韓は西海上の衝突の可能性を警告した。地域的に延坪海戦を思い出させる。だが南北関係悪化の中で北朝鮮が衝突と戦争を警告して出たという点では‘火の海’危機の時とよく似ている格好という評価が出てくる。

ソン・ウォンジェ記者

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/334090.html

原文:  訳J.S