原文入力:2010-02-09午後09:28:09(954字)
法令・警察規則 に外れる...鎮圧幹部 起訴必要性 表明
キム・ミンギョン記者
国家人権委員会(委員長 ヒョン・ビョンチョル)は9日、撤去民5人と警察官1人が亡くなった‘龍山惨事’と関連し 「警察力行使が違法段階だった" という意見をこの事件の裁定申請を受け持っているソウル高裁刑事7部(裁判長 イ・グァンボム)に提出した。人権委はこれと共に裁定申請の対象になったキム・ソクキ(56)当時ソウル地方警察庁長官など警察幹部の起訴が必要だという見解を表明し相当な波紋が予想される。
人権委はこの日出した決定文で 「警察の(鎮圧)措置は国内法令規定をはじめとする各種基準および警察規則の趣旨に外れており、単純な正当・不当の水準を越え、違法段階に至っているものと判断される」と明らかにした。人権委はその根拠として△警察指揮部が建物に進入する警察特攻隊と消防署員らに火災危険物質に対する情報を提供したり教育しなかった△1次進入時、火災発生危険が高いにも関わらず作戦変更や撤去民を説得をすることもなくすぐに2次進入を試みたという点を挙げた。
人権委は特に 「国家が公権力を行使することにおいて違法な行為に対し何の措置も取らない場合には、社会的に国家による犯罪行為の不処罰現象が発生し、法治主義に対する甚大な障害が発生することになる」とし 「こういう次元でこの事件の裁定申請の争点である警察力行使の適法性に対する検討は、今後の公権力行使の司法的な基準を設定する上で大変重要な事例になると見る」と明らかにした。
先立って龍山惨事で拘束起訴されたイ・チュンヨン(37)龍山撤去民対策委委員長などは業務上過失致死などの疑惑でキム・ソクキ ソウル庁長をはじめとする警察指揮部など14人を検察に告訴したが、不起訴・抗告棄却処分を受け、これに対し昨年12月ソウル高裁にこれらを起訴してくれとして裁定申請を出した経緯がある。
キム・ミンギョン記者 salmat＠hani.co.kr
原文: 訳J.S