原文入力:2010-02-10午前09:21:19(1408字)
洛東江堆積土‘ごまかし 環境評価’
国土部・環境部・釜山国土庁 ホームページに "すでに調査"
環境評価 遂行業者 "大雨のために調査できなかった"
チェ・サンウォン記者
国土海洋部,環境部,釜山国土管理庁の公式ホームページには、去る3日‘達城堰・咸安堰 堆積土,土壌基準以内で農地使用に問題なし’という題名の報道資料が一斉に上がった。この資料は去る2日、国土海洋部所属‘4大河川再生推進本部’が作ったもので、‘洛東江月城堡と咸安堰で発見された堆積土から猛毒性物質が検出された’というマスコミ報道に反論する内容になっている。堆積土関連問題を訊いて答える形式で作られた<付録2>資料を見れば 「4大河川底の堆積土が汚染されているかまともに調査しているのか?」 と尋ね 「すでに4大河川環境影響評価書,基本・実施設計書作成当時、堆積土汚染度を調査→基準超過地点なし」と答えている。
これに先立ち先月26日、環境団体らが記者会見を行い咸安堰で発見された堆積土の危険性を指摘すると、韓国水資源公社はこの日直ちに 「環境影響評価過程で洛東江1圏域33ヶ所で土壌汚染の有無を調査し、10ヶ所で洛東江川底の堆積土の汚染有無を調査した」とし「すべての地点で基準値以下と現れ、何の問題もないという結論がすでに出ている状態」と明らかにした。
だが国土海洋部と釜山国土管理庁が昨年7月に出した洛東江再生事業(1圏域)環境影響評価書草案と2ヶ月後に出した本評価書を見れば、環境影響評価をしながら洛東江川底の堆積土の汚染度は調査していないことが明らかになっている。川底10ヶ所の堆積土汚染調査は堆積層でなく表層で行われただけなのでボーリング調査を通じて堆積層別汚染分析を実施する予定としているのみで実際に堆積土の汚染有無を調査してはいないと記述されている。これは政府部署などがホームページで明らかにした‘環境影響評価で基本・実施設計書作成当時に堆積土汚染度を調査→基準超過地点なし’だとした説明が偽りであることを意味する。
これに対し釜山国土管理庁は 「(環境影響評価遂行業者の)東部エンジニアリングが10ヶ所を調査し問題ないという報告書をだしたので、具体的にどのように調査したのかはその業者に問い合わせてくれ」と返答を回避した。韓国水資源公社も 「釜山国土管理庁から問題がないという結果を受け取っただけ」として「どんな過程を経てこういう結果が出たのかは分からない」と責任を転嫁した。
実際、東部エンジニアリング(株)は 「ボーリング調査を通じて堆積層別汚染を分析しようとしたが、ちょうどその期間に大雨がきたために結局できなかった」と答えた。国土海洋部,環境部,釜山国土管理庁,韓国水資源公社など政府機関らは何の根拠もなしに、してもいない堆積土汚染度調査をしたと強弁しているわけだ。
国土海洋部,環境部,釜山国土管理庁など3ヶ機関の公式ホームページには9日現在までこういう誤った内容の報道資料がそのまま上がっている。
昌原/チェ・サンウォン記者csw@hani.co.kr
原文: 訳J.S