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韓国人船員6人が乗る船舶の事故海域で2体の遺体発見「身元確認中」

登録:2022-04-09 02:37 修正:2022-04-09 07:41
星印が事故海域。右端の陸地は台湾=外交部提供//ハンギョレ新聞社

 台湾海域で行方不明となった曳船「KYOTO1号」の事故海域で、2体の遺体が発見された。

 外交部の当局者は8日、「(2体の遺体の)身元確認手続きが進められている」とし、「海洋警察庁の警備艦(3000トン級)1隻が9日午前11時ごろ、潜水士の乗った潜水支援艦が11日午後9時ごろに事故海域に到着し、捜索作業を行う」と述べた。外交部のイ・ウソン海外安全管理企画官は同日、オンライン記者会見を開き、「政府はKYOTO1号の捜索・救助作業に全政府レベルで可能なかぎりの資源を総動員することを決めるとともに、本日付けで中央災害安全対策本部体制に転換した」とし、「行方不明の船員の所在と安全の確認、船員の家族の支援に最善を尽くす」と述べた。国外の災害に関する中央災害安全対策本部体制では、外交部長官が本部長権限を行使する。

 6人の韓国人船員が乗った曳船「KYOTO1号」(322トン)は、3000トン級のバージ船「KYOTO2号」を引き、釜山(プサン)港からインドネシアのバタム港へ向かう途中、台湾西方34キロの海域で遭難事故にあったことが、7日午前9時50分に台湾の海上捜索当局に通報されている。

 行方不明となっているKYOTO1号の6人の船員は全員が釜山に住む韓国人で、70代と60代がそれぞれ3人ずつ。KYOTO2号は搭乗者がおらず、8日夜に台湾南部の高雄港に曳航された。KYOTO1号は322トン、シエラレオネ船籍。船会社はアラブ首長国連邦の「シー・シスター・シッピング(Sea Star Shiping)」。

イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/1038164.html韓国語原文入力:2022-04-08 19:28
訳D.K

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