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イ大統領“来年上半期が最悪…2~3%マイナスする”

登録:2008-12-03 14:35

記事入力:2008-12-03午前08:41:20
クォン・テホ記者

←イ・ミョンバク大統領が2日午前、大統領府で国務会議主宰に先立ち金大中・盧武鉉前大統領肖像画の前で茶を飲みながら考えに沈んでいる。 (ソウル=聯合ニュース)

大統領府が経済難が本格化すると予想される来年上半期を<危機の時>と見通し対策用意に苦心している。

イ・ミョンバク大統領は2日午前、大統領府で開かれた閣僚会議で「世界金融危機は来年上半期が最悪というのが共通した意見」としながら「来年上半期までこの危機にどのように対応するかに政府のすべての焦点は合わされなければならない」と語った。イ大統領はソウル,三成洞COEXで開かれた‘第45回貿易の日記念式’祝辞でも「(経済は)来年上半期が最も難しいと予想され特別な非常対策が要求される」と言及した。イ大統領は特にこの日記念式に先立ち、イ・ヒボム韓国貿易協会会長と歓談しながらイ会長が先月の貿易黒字に言及し「来年上半期が最悪の状態で、それから2~3%マイナスになる。下半期には成長しはしないかと思う」と話した。イ大統領が言及した‘マイナス2~3%’が何なのかは正確でないが、イ大統領の経済展望が悲観的であることは確実だ。イ大統領は去る10月には「わが国の金融流動性は事実上解決された」,「大韓民国は恐れなければならない根本的な理由はない」と語るなど特有の楽観論を説明した。しかし最近、国内外研究機関らの否定的な経済展望が相次ぎ考えが変わったと見られる。

大統領府は経済状況悪化が政治危機につながることを最悪の状況と考える。チョン・ジョンキル大統領室長が去る1日、親パク・クネ性向議員らと会った席で「状況が非常に重大で来年3~4月になればさらに厳しくなる」としながら「来年2月、大卒失業者らがあふれ中小企業らが倒産することになれば国政運営が難しい状況がくる恐れもある」として協力を頼んだことでもこれを知ることができる。

大統領府は危機を打開するために財政の早期執行等を通じて景気浮揚効果を上げようと努めている。イ大統領が閣僚会議で「予算通過翌日からまさに予算が執行されなければならないほど一日一日が急な状況」と話したことからあせった心情を垣間見ることができる。

イ大統領は特にこの日の閣僚会議で農村公社の構造調整事例を‘苦痛分担の典型’と例示しつつ公企業の強力な構造調整を注文した。イ大統領は「農村公社の場合、最近構造調整次元で全体人員の15%を減員することにしたが、労使合意の下で残っている職員らが今年給与引き上げ分2.5%を基金として退職者らに加えてあげることにした」と紹介した後「これは公企業構造調整の良いモデルにならないかという気がする」と語った。イ大統領は引き続き「各部署長官たちは傘下公企業の構造調整がどのように進行しているのか年末までに実績などを評価し報告しろ」と指示した。これに伴い今後、人材縮小など公企業構造調整が急流に乗る展望だ。 クォン・テホ記者 ho@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/325383.html

原文: 訳J.S