原文入力:2010-02-07午後11:08:46(957字)
安全実験 終わる前に着工
ソン・ホジン記者
政府が‘4大河川事業’区間に設置される堰(堤防を積み水を閉じ込めておく所)の崩壊可能性と水質汚染問題などを検証するための水理モデル実験結果が出る前に工事を強行する予定であり安全性問題と欠陥工事憂慮が提起されている。
キム・ジンエ民主党議員は7日、ソウル,汝矣島の党事務所で記者会見を行い、「4大河川事業区間に設置される16ヶの堰の内、モデル事業として推進された‘金南堰’を除く15ヶの堰が水理モデル実験の最終報告書が出てくる前に設計を終え工事が進行されている」と明らかにした。国土海洋部は昨年9月30日、16ヶの堰の姿を縮小製作した模型に水を流す水理モデル実験を行うと発表した経緯がある。
キム議員がこの日出した‘16ヶ堰に対する水理モデル実験および実施設計計画日程’資料によれば、洛東江陜川堰の場合、実験最終報告書が5月に出てくる予定だが、設計提出予定日はこれより3ヶ月余り早い2月28日に予定されている。漢江梨浦堰と驪州堰も実験報告書が5月に出てくるが、設計図がすでに昨年12月30日に提出された。
パク・チャングン関東大土木科教授は 「水理モデル実験結果を実施設計に反映し、堰の崩壊可能性と洪水可能性などをあらかじめ除去しなければ、安全性に問題がある」とし「水理モデル実験結果も出てきていない内に設計を終え工事を行うのは先進化された国では事例を探せず、国内でも80年代以後には事例がないだろう」と話した。キム議員も「模型実験の結果が反映された実施設計が出てくる時まで工事を中断しなければ、災難が予想される」と警告した。
これに対してアン・シクォン‘4大河川再生推進本部’政策総括チーム長は<ハンギョレ>との通話で 「水理モデル実験結果に影響を受けない部分から設計し、工事を進行したり全体設計をしても、後から実験結果を工事に反映するため問題はない」と説明した。ソン・ホジン記者 dmzsong@hani.co.kr
原文: 訳J.S