原文入力:2010-02-04午後08:53:17(1742字)
対政府質問で 世宗市激論
ソン・ヨンチョル記者,キム・ジウン記者
4日の対政府質問では一方に政府と与党内の親李明博系、他方には与党内親朴槿恵系と野党議員らが行政非効率と大企業特典,信頼と国家100年大計など、世宗市関連主要論点を巡り激しい論理対決を繰り広げた。
均衡発展 優先-また "国が亡びる"
■行政非効率 対 均衡発展
親パク系のユ・ジョンボク ハンナラ党議員は 「行政部署分散にともなう非効率よりさらに重要なのは国家均衡発展」として「行政部署分散が非効率的という政府論理どおりならば、政府公共機関を移す革新都市は非効率の極限状態ではないか」と問い質した。
チョン・ボムク民主党議員は「去る2003年、政府大田庁舎公務員アンケート調査で、回答者の43.2%が行政機関移転が国土均衡発展に尽くしていると答えた」とし、世宗市原案を擁護した。
反面、親イ系のイム・ドンギュ ハンナラ党議員は 「大統領の緊急命令権は憲法76条により国会の開会が難しい時には閣僚会議を開かねばならないが、公州・燕岐にいる国務委員を集めて開くことができるのか」として行政部署移転に反対した。
チョン・ウンチャン総理も 「中央行政機関が分散することになれば国家安危と関連する重大な事態が起きた時、迅速な決定が困難で、品質の高い政策生産も難しくなる。こういう費用は計算できないほど天文学的だ」と話した。また「行政部署を世宗市に移せば国が滅びかねないという発言に謝罪するつもりもない」と踏みとどまった。
大企業だけが幸福-最小インセンティブ
■大企業特恵論難
パク・ジュソン民主党議員は 「世宗市修正案で各企業らに原形地を分譲し特典を与えているとし、他の革新,企業都市も同じようにしてくれと言っている」とし「突然に行政機関移転を白紙化し、企業が行こうとしないので特恵を与え国民の血税を使い、国家の借金が山のように積もるのではないか」と問い詰めた。
親パク系のイ・ハクジェ ハンナラ党議員は 「原案を廃棄することにより特恵を受けた大企業だけが幸せな都市にしようとしている」 として 「世宗市入居大企業に坪当たり36~40万ウォンで原形地を供給すれば特恵規模が5兆ウォンに達する」と話した。
親イ系のペク・ソンウン議員は 「修正案が失敗に終われば、世宗市に入居することにした三星,韓化など大企業と結んだ了解覚書(MOU)はどうなるのか」 としつつ「世宗市原形地供給価格が3.3㎡(1坪)当たり36~40万ウォンなのに比べアパートなどの供給敷地は227万ウォンにもなり、企業に行き過ぎた特恵になりかねない」と話した。
これに対しチョン総理は 「世宗市に企業や大学などが入ってくるようにするための最小限のインセンティブであり特恵ではない」と話した。
国民背信-法通過の時と態度違える
■李明博言葉変え 猛非難
野党と親パク系は李明博大統領の‘言葉変え’をより強力に批判した。パク・ジュソン民主党議員は 「この頃、一番のアホは李明博大統領の約束をそのまま信じる人,2番目のアホは政府政策をありのままに信じる人」と一喝した。
親パク系ユ・ジョンボク議員は「法が制定されたのに原案を破棄すれば、国民背信行為であり政治の失踪だ。選挙も意味がなくなる」と叱責した。
イ・サンミン自由先進党議員も 「大統領ひとりを間違って選んだ弊害がとても大きい」とし「李明博政権は嘘をついて約束を覆す政権」と話した。
これに対し親イ系のキム・ヨンテ議員は 「朴槿恵前代表もやはり2004年の総選挙の後、新行政首都特別法(首都移転法)通過当時、多数党のハンナラ党が十分な意見収斂ができなかったと事実上言葉を変えた経緯がある」とパク前代表を巻き込んで反論した。
ソン・ヨンチョル,キム・ジウン記者
sychee@hani.co.kr
原文: 訳J.S