原文入力: 2009-01-18午後07:18:44
“親衛機関化 追求すること”
“地位変化 不可避” 展望
シン・スングン記者
イ・ミョンバク大統領がウォン・セフン行政安全部長官を国家情報院長に内定した18日、国家情報院は少なからずざわついた。
国家情報院関係者たちは概してキム・ソンホ院長が留任になると見通していた。与党の一部で国家情報院の時局対処能力などを問題にしたが、国家情報院側ではキム・ソンホ院長がそれなりに役割を果たしてきたのではないかという雰囲気が強かったためだ。国家情報院核心人士たちはこの日午前まで「キム・ソンホ院長がこの日、官舎に留まり自身の交替の可能性に特別な対応をしないでいる。留任になるだろう」と話した。
しかし午後に入って、交替のニュースが伝えられるや当惑した雰囲気の中で国家情報院の役割変化の可能性に神経を尖らせた。ある核心関係者は「何の予告もなかったのでとても唐突だ」として「キム・ソンホ院長の時とは違い、国家情報院の地位と役割に変化が避けられそうにない」と話した。他の国家情報院関係者も「この間、純粋情報機関を目標に掲げたキム院長と違い、ウォン・セフン院長は大統領の意中を反映した業務を強化するのではないか」と展望した。イ大統領がソウル市長だった時期からの最側近で、彼の意中を貫徹する‘猪突猛進’を見せたウォン・セフン長官の起用自体が法曹界出身のキム・ソンホ院長の政務補佐機能に対する大統領府とハンナラ党の不満を表出したものであるだけに新院長は‘国家情報院の親衛機関化’を追求すると見ることができる。
国会情報委所属ハンナラ党のある議員も「ウォン・セフン内定者はこの間、イ大統領と明確な上命下服関係を持続してきただけにイ大統領に自分の主張をするには限界があるだろう」と評価した。
シン・スングン記者skshin@hani.co.kr