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国家情報院長ウォン・セフン…‘親衛勢力’ 前面配置

登録:2009-01-19 09:51

原文入力: 2009-01-18午後11:15:10
イ大統領, 権力機関に ‘最側近’ 内定
後任警察庁長官 キム・ソクキ・駐米大使 ハン・ドクス
民主党 “MBマンとTK人士で身内祭り”

ファン・ジュンボム記者カン・ヒチョル記者キム・ミョンジン記者

←新任国家情報院長に内定したウォン・セフン行政安全部長官(右端)が18日午前、オ・チョンス警察庁長官後任推薦問題を議論するために開かれた警察委員会に参加しようとソウル,渼芹洞(ミグンドン)の警察庁別館に入っている。 キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr

イ・ミョンバク大統領は18日、新任国家情報院長にウォン・セフン(58)行政安全部長官を、警察庁長官にキム・ソクキ(55)ソウル地方警察庁長官を内定したと発表した。イ大統領はまたイ・テシク駐米大使後任にハン・ドクス(60)前国務総理を内定したと明らかにした。

イ大統領がソウル市長時代に副市長として補佐したウォン・セフン長官を国家情報院長に内定したことは国政運営で国家情報院を積極的に活用しようとする意図と解釈される。特に国家情報院が‘国益に関連した政策情報’等に職務範囲を包括的に拡大しようとする動きと関連して国家情報院の役割を巡る政治・社会的論議が強まると予想される。

キム・ソクキ警察庁長官内定者は昨年の牛肉ろうそく集会の時、集会参加者検挙に報奨金をつけるなど強硬対応を主導した人物だ。このように国家情報院と警察庁などを強盛親衛体制で編成したことを土台に執権2年目イ・ミョンバク政府が公安的時局対処を強化するのではないかという憂慮が起きている。

キム・ウンヘ大統領府副報道担当者はこの日ウォン・セフン国家情報院長内定背景に対して「この間卓越した業務推進力を見せ、ソウル市副市長時代からイ大統領を補佐し大統領の国政哲学をよく理解している」と説明した。大統領府核心関係者はハン・ドクス駐米大使内定について「ノ・ムヒョン政府で韓-米自由貿易協定と牛肉輸入再開交渉を主導し経済官僚として長年の貫禄を備えた方」としながら「超党派的に国家のために奉仕するということに本人が快く同意して2週間前ぐらい決まった」と伝えた。

大統領府はしかしハン・サンリュル国税庁長後任者はこの日発表せず、当分ホ・ビョンイク次長職務代理体制で維持し後任を物色すると明らかにした。大統領府は‘4大権力機関長’の中でイム・チェジン検察総長は留任になったと明らかにした。

チョ・ユンソン ハンナラ党スポークスマンは論評で「能力と力量を考慮した開かれた人事」として「経済危機で庶民の困難が深刻化されている現実に安定的に危機を克服するように力量を発揮することを期待する」と歓迎した。

しかしキム・ユジョン民主党スポークスマンは論評を通じて「MBマンとTK人士で身内のお祭りをしたもよう」として「ウォン・セフン国家情報院長体制を通じて安全企画部復活法のために速度戦に出るということ」と話した。彼は続けて「キム・ソクキ警察庁長官内定者はろうそく集会参加者を警察報奨金の対象に貶めた反人権的人物で彼を警察庁長官に内定したことは民主主義の後退」と話した。パク・ソニョン自由先進党スポークスマンも「国民が期待した不偏不党人事,能力者とは距離が遠い嶺南(ヨンナム),ソウル市人脈の再版として‘コソヨン’人事という批判を免れなくなった」と話した。

先立ってオ・チョンス警察庁長官は去る17日、大統領府に辞意を表明し、警察委員会(委員長チェ・ヨンス)は18日午前、臨時会議を開いてキム・ソクキ ソウル警察庁長官を新しい警察庁長官に任命提案することに同意した。

大統領府は改閣と大統領府一部首席交替も正月連休前に断行する側に重きを置いて詰めの人選作業中であることが分かった。

ファン・ジュンボム,カン・ヒチョル記者jaybee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/administration/333948.html

原文:  訳J.S