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女性たち‘結婚が罪?’ 28% 職場を去った

登録:2010-01-28 10:58

原文入力:2010-01-28午前09:15:06(1277字)
会社圧力・育児負担で未婚女性より退職率高く
半数が月給100万ウォン以下 出産・育児休職も30%台

イ・ワン記者

イ・某(30・女)氏は昨年1月職場を辞めた。2007年に結婚し会社から、辞めたらという顔色が伺えたためだ。子供を育てる保育料が月給とほとんど差がないと判断したイ氏は結局辞表を出した。大学卒業後、職場生活6年目の‘経歴断絶’女性になったわけだ。夫のナ・某(31)氏は「妻も職場生活を継続したがったが、育児休職後に再び会社に戻れるか悩みが多かった」と伝えた。
このようにして結婚した女性たちが雇用と勤労条件などの安定した‘良質’働き口から相対的に疎外されているという調査結果が出た。

27日韓国女性政策研究院が出した‘女性家族パネル調査2次基礎分析報告書’によれば、結婚した女性たちは結婚していない女性たちに比べ働き口を維持しにくいことが分かった。2007年に1次調査を行った女性賃金労働者たちを1年後に再調査した結果、既婚女性1251人の内27.7%にあたる347人が仕事を辞めていた。反面、未婚女性は391人の内81人(20.7%)が仕事を辞め、相対的に少なかった。今回の統計は1次パネル調査をした9997人の女性たちを追跡し2次調査に応じた8364人を2008年10月から9ヶ月間調査した結果だ。

イ・テクミョン女性政策研究院研究委員は「結婚有無を基準として調査したが、実際には出産が最も大きな要因」として「企業内に既婚女性に対する退職圧力があるという点と、育児負担などで女性が職場を辞めているという事実を示している」と説明した。キム・インスク韓国女性民友会代表も「民友会雇用平等相談室事例を見れば、経歴断絶は女性の自発的な選択というよりは企業による間接的圧力によるケースが多い」と話した。

結婚した女性は働き口の質も劣悪だった。既婚者の場合、週40時間未満働く短時間労働者と60時間以上働く長時間労働者の比重が各々20.0%と9.0%で、未婚者(各々6.8%,6.5%)より高かった。反面、月平均賃金が100万ウォン以下の比率は、既婚者が54.6%で未婚者(24.5%)に比べはるかに高かった。報告書は経歴断絶などの理由で女性が結婚をして年齢が高いほど賃金を少なく受け取っていると指摘した。

出産休暇がある職場に通っていると答えた女性は34.5%、育児休職があると答えた女性は30.9%に留まった。

イ・ジュヒ梨花女子大教授(社会学)は「結婚した女性が働き口を維持しようとすれば、政府が保育料の安い公立保育施設を大幅に拡充したり、これらを保護する団体協約と非正規職法などの社会的装置がきちんと作動しなければならない」と話した。

イ・ワン記者 wani@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/401512.html 訳J.S