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中国発‘金融黄砂’降りかかる

登録:2010-01-27 10:11
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/401194.html

原文入力:2010-01-26午後11:26:52(1250字)
中国 支払準備率引き上げ・個人不動産貸出中断の便りにKOSPI急落

アン・ソンヒ記者,イ・チャニョン記者

中国の緊縮と米国の金融規制という2つの大型悪材料が国内金融市場を強打し株価と韓国ウォン価値が急落した。
26日KOSPI指数は3日連続下落し、前日より32.86(1.97%)落ちた1637.34で取引を終えた。KOSPI指数は去る21日に1722.01を記録した後、3日間で84.67急落した。ウォン-ドル為替レートは13.3ウォン上がり1163.30ウォンまで急騰した。5年満期韓国物国債の信用不渡りスワップ(CDS)プレミアムは昨年末の0.85%から25日現在1.03%に上昇した。プレミアム上昇は国家信用度の下落を意味する。

この日、金融市場不安は中国の追加緊縮の便りのためだった。<ロイター>通信はこの日、中国の中央銀行である人民銀行が主要都市銀行らに支払準備率を0.5%さらに上げるよう要求したと報道した。中国現地言論らは主要都市の都市銀行らが個人不動産貸出を中断したと伝えた。これに伴い中国の基準金利引き上げが急迫しているという観測も出てきている。中国政府は昨年、強力な内需浮揚策を展開した結果、不動産価格が急騰するなど景気過熱の兆しを見せ、去る18日に銀行の支払準備率引き上げを断行し緊縮政策へ旋回した。

キム・ハクキュン SK証券投資戦略チーム長は「中国経済が緊縮に入れば、中国の内需が沈滞し我が国企業の中国輸出も萎縮しかねないという憂慮のために株価が下落している」と分析した。この日、中国はもちろん日本や香港など他のアジア圏主要証券市場も一斉に2%内外下落した。

バラク・オバマ米国大統領が先週発表した強力な銀行規制方針の余震も続いている。オバマ大統領の構想どおり、商業銀行が系列会社等を通じてハイリスク・ハイリターン投資をする形態が禁止される場合、全世界の株式市場や商品市場に流れる金脈が詰まるという憂慮が大きくなっている。実際に国内証券市場で外国人投資家らは去る22日に4920億ウォン分を売り越したのに続き、この日も1914億ウォンを売り越した。

この日知らされた米国の最大商業用不動産投資会社ティッシュマン・スペイヤーの不渡りの便りと米国政府の財政支出凍結方針も追加悪材料として作用した。 キム・ジュヒョン東洋総合金融証券投資戦略チーム長は「米国・中国発の悪材料が韓国経済基礎体力を傷つけはしないだろう」としつつ、来週から落ち着くと見通した。だが相次ぐ悪材料に安全資産選好現象が強くなり投資心理回復が相当期間遅れかねないという悲観論も少なからず出てきている。

アン・ソンヒ,イ・チャニョン記者shan@hani.co.kr

原文: 訳J.S