原文入力:2010-01-24午後02:16:12(2530字)
【ソウル=ニューシス】チョン・オクチュ記者=アップルのスマートフォン‘iPhone’の満足度が三星電子の‘オムニア2’をはじめとする競争製品に比べ優秀だという調査結果が出た。
他人に推薦する意向および再購入意向率でも、iPhoneはその他のブランドを大きく上回った。iPhoneの競争力は卓越したユーザーインターフェイス(UI)に由来すると分析された。
携帯電話専門リサーチ機関のマーケティング インサイトと国内携帯電話コミュニティのセティズンは24日、スマートフォン アーリー・アダプターを対象に共同実施した企画調査を発表した。今回の調査はスマートフォン実使用者を対象に現在利用しているスマートフォンに対する満足度調査としては最初という点で注目されている。
先ず、顧客満足度の3大指標である総合満足度,推薦意向,再購買意向で、iPhoneは大差で競争ブランドらを上回った。iPhoneはこの3ヶの指標全てで85%以上の満足率を見せ大きく先んじた。エクスペリア,エクスプレス ミュージックフォン,インサイトなどのブランドで構成された‘その他’スマートフォンが満足度と推薦意向で60%内外、再購買で30%台でその後に続いた。
反面、オムニア2は各々44.4%,51.2%,28.4%に留まり、‘その他’スマートフォンに大きく遅れる水準を示し、オムニア1はどの一つの分野でも30%に至らなかった。
したがって全体的に順位を調べれば3ヶ領域全てでiPhoneが大きく先行し、その次は‘その他スマートフォン’であり、オムニア2とオムニア1は低水準に留まった。
マーケティング インサイトは「国内のいかなる携帯電話もこのような高い満足率を示したことがない中で、iPhoneに対するこのような高い満足度は異例的」としつつ「また三星電子だけでなく三星グループのどの製品も、このようにぜい弱な競争力を示したことはないという点で、オムニア1とオムニア2の劣勢は衝撃的」と評した。
マーケティング インサイトはまた満足度の差を具体的に調べてみるため、品質,デザインなど8ヶの側面を提示し各側面別の満足度を測定した。全体的には画面・画質(73.4%),デザイン(68.4%),アプリケーション(55.7%),品質(54.7%),無線インターネット処理速度(45%),バッテリー(36.3%),流通過程(36%)の順の満足率となった。料金制は18.9%で最も低かった。
各側面別にブランドの満足率を見れば、iPhoneは8ヶの側面中で品質,デザイン,無線インターネット,アプリケーションの4ヶの側面で卓越していた。エクスペリア,エクスプレス ミュージックフォン,インサイトなど‘その他スマートフォン’は充電・バッテリー性能,流通過程,料金制など3ヶ側面で相対的に優秀だった。反面、オムニア1は8ヶ中6側面で最下位を記録した。
特に最も直接的な競争構図を形成するiPhoneとオムニア2を比較してみれば、iPhoneは4ヶ側面(品質,デザイン,無線インターネット,アプリケーション)でオムニア2に対し顕著な優勢を示した。反面、オムニア2は3ヶの側面(画面・画質,充電・バッテリー,流通過程)でiPhoneに僅差で先んじた。
この他にも12ヶのUI特性を提示し、どんな長所があるかを尋ねた質問と関連し、iPhoneは12ヶ中2ヶを除く10ヶ項目で全体平均より高い点数を示した。その中で多様なアプリケーション(86.9%),地図および位置基盤サービス(72.1%)項目では全体より20%p以上,タッチ機能(76.4%),デザイン(73.4%),インターフェース(78.2%),処理速度(79.5%)等の4ヶ項目では全体より30%p以上高く、卓越した長所があることを証明した。同時にこれらUI特性全てでオムニア2よりも30%p以上高かった。
特にデザイン,インターフェース,処理速度,タッチ機能など4部分では50%p以上の格差を見せた。
反面、競争製品のオムニア2は画面の大きさ・画質,動画・写真,音楽ファイルの無料提供など3ヶ項目だけで全体より高い点数を示した。全体より30%p程度高い画面の大きさ・画質および音楽ファイルの無料提供2ヶの他には、これぞと言うに足る長所がないことを示したという評価だ。
マーケティング インサイトは「総合的に言えば、iPhoneは使用性と満足度で卓越しており、その後をエクスペリア,エクスプレス,ミュージックフォン,インサイトなどその他ブランドらが続いている」とし「オムニア2はオムニア1に比べ大きく改善されているが、まだ海外およびその他製品に到達できずにいる。これは部分的な劣勢や短所ではなく総体的不良」と診断した。
キム・ジングク マーケティング インサイト代表は「去る2ヶ月間に展開した国内スマートフォン市場での1次対戦は、iPhoneの完勝,三星電子の完敗が自明だ」とし「iPhoneは今までに調査されたどの商品より良い評価を受けた反面、オムニア2は三星が出したどの商品よりも思わしくない評価を受けた。比較的難なく市場確保に成功してきた国内企業等は未来に備えなければならない」と指摘した。
続けて「これまでの製品戦略,マーケティング戦略,サービス戦略など全てのものを白紙に戻し、再設計し実行しないならば市場の主導権を失うことになる」として「今回の調査はアーリー・アダプターだけを対象にしたが、来る3月に実施される第11次移動通信企画調査ではより明らかな評価と展望が出てくるだろう」と話した。
一方、両社は去る4~8日まで5日間スマートフォン利用者らを対象にEメール アンケート調査を実施、700人の有効応答を引き出した。
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原文: 訳J.S