原文入力:2010-01-20午前07:54:51
朝中東, 司法府‘左偏向’追求
“特定サークル判事ら”事実わい曲…大法院長 責任論まで
チョン・ヨンジュ,ミネルバ,ロウソクのあかりなど相次ぎ無罪 検察不満代弁
専門家“客観性・公正性 忘却…政治的構図に追い立て”
クォン・クィスン記者,パク・ヒョンチョル記者
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いわゆる朝中東がカン・キガプ民主労働党代表の1審無罪判決が下された翌日の15日から連続四日間、司法府を断罪する記事を載せ続けている。この判決と‘龍山惨事’未公開捜査記録の公開判決に対し‘理念的指向が作用した’と規定するかと思えば、‘大法院長責任論’まで挙論し司法府を猛爆している。 保守言論のこういう問題提起にハンナラ党と保守陣営が司法府と大法院長圧迫で応じており、今回の事態は裁判所と検察の葛藤次元を越え社会的理念対立の様相を帯びてきている。
<朝鮮日報>などは判決内容を伝えながら担当判事が改革的指向を帯びた裁判所内特定組織の構成員であることを何度も強調した。指向と理念にともなう判決であるかのように浮上させたのだ。朝鮮は18日付社説で「非常識な判決をしてきた裁判所内特定サークル所属判事らは、司法府の独立を自分の手斧で切り倒してきた」と主張した。この新聞は先立って16日付3面トップ記事でも「いわゆる進歩指向判事らが量産する‘飛んでる判決’が社会的波紋を起こしている」と報道した。だが、こういう批判は事実に符合していない。カン代表無罪判決を下したイ・ドンヨン ソウル南部地方裁判所判事は私たちの法研究会に加入したことはなく、龍山捜査記録公開を判決したイ・グァンボム ソウル高裁部長判事も2005年に私たちの法研究会を脱退した。
保守言論は司法府の左偏向を既定事実化し、大法院長責任論を提起している。
<中央日報>は18日‘判事ノ・ムヒョンの後裔たち’(キム・ジン政治専門記者)というコラムで「司法府のさらに深刻な問題は大法院長に責任感がないということ」と批判した。また彼は‘1審が誤った判決と断定し判事を攻撃すれば裁判官の名誉を傷つけたり上訴審の判断に影響を与えかねない’という内容の大法院の立場に対し「その(担当判事)を叱らなければならない大法院長がそのような判事の弁護人になっている」と書いた。この新聞はこの日3面トップ記事でハンナラ党が司法制度特別委を発足させたと報道し、‘イ・フェチャン“イ・ヨンフン大法院長に司法府左偏向の責任がある”’という大きいタイトルまで付けた。
<東亜日報>は今回の事態と関連し、20日1審宣告予定の‘PD手帳’狂牛病編事件判決に影響を及ぼしかねない報道を行った。‘爆発? 潜伏?…明日‘PD手帳1審’が分岐点’という8面トップ記事で「わい曲報道と名誉毀損2種類の内の一つでも裁判所で認められなければ、検察としては致命傷を受けるほかはない」と分析した。
言論・法曹界の相当数の専門家たちは、こういう報道形態に対し言論の襟度である客観性と公正性を忘却した不公正報道と指摘した。
←19日午後、ソウル,瑞草洞のある建物屋上から眺めた大法院(左側)と大検察庁庁舎. キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr匿名を要請したある弁護士は「判決を批判しようとするなら事実関係をどれほどち密・公正に判断したのかを確認しなければならない」とし「判事が有無罪をあらかじめ決めて判決をしていると非難しているが、それをどのように証明することができるのか」と反問した。コ・ウォン尚志大政治学科教授は「私たちの法研究会は指向が似た人々が集まったものだが、結社に追い込むのは過度に偏向的」として「司法府統制のための無言の圧迫効果を狙ったものではないか」と解釈した。
チョ・グク ソウル大法学専門大学院教授は「無罪判決が相次げば、なぜ無罪判決が下されてくるのかに焦点を合わせなければならない。特定判事の政治的指向を上塗りするのは過度に政治的構図に追い込む行為」として「検察の無理な起訴によりチョン・ヨンジュ前<韓国放送>社長無罪,ミネルバ無罪などが出てきて、検察の不満が爆発したこと」と明らかにした。
カン・サンヒョン延世大言論情報学部教授は「公正な判官の役割をしなければならない言論が、自ら利害関係が一致する検察の肩を持ち‘検察代理人’の役割をしている」と指摘した。実際、保守言論は‘国会暴力’等の発生段階で紙面を通じ主要事件に浮上させ結果的に検察起訴を引き出したという評価を受けてきた。
クォン・クィスン,パク・ヒョンチョル記者gskwon@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/399938.html 訳J.S