原文入力:2010-01-19午前09:15:14
世宗市強攻発言なぜ?
‘忠清民心により態度変化’天秤論にくさび
‘世論糊塗’正面反撃…折衷案にも線を引く
チェ・ヘジョン記者,ソン・ヨンチョル記者,キム・ポンギュ記者
←世宗市修正案に対する反対意志を繰り返し明らかにした朴槿恵 ハンナラ党前代表が18日午前、国会本会議に参加しようと本庁階段を上がっている。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr
朴槿恵 ハンナラ党前代表は18日、来はしない恋人との約束を守ろうとしたが結局水死した‘尾生之信’という故事に言及し、「尾生は真正性があり人々の手本になった」と解釈した。人々が愚かだと指差しする‘尾生’になっても世宗市原案を守るという強力な意志を現わしたのだ。チョン・モンジュン代表が世宗市原案賛成を尾生の愚かさに例え遠回しに言ったことに対する反撃でもある。朴前代表のスポークスマン格であるイ・ジョンヒョン議員は「卑屈に立場を変え国民との約束と信頼を破る道を選ばない」という表現だと説明した。
朴前代表がこの日、チョン代表責任論を挙論して繰り返し原案死守の意志を明らかにしたことは党の一方で流れ出る‘一部行政部署移転論’,‘無記名秘密投票表決論’等、世宗市折衷案に釘を刺そうとする意図と解釈される。朴前代表はこの日、党の一部から出ている3~5部署移転妥協案に対しても「それは行政中心複合都市法制定趣旨にも外れ修正案の制定趣旨にも外れる」と否定的見解を明らかにした。ある嶺南圏初当選議員は「打ったこちら側は忠清民心が反転すれば朴前代表がそっと態度を変えると考えているが、そうではないということを確かに見せたもの」と話した。最近、朴前代表の強硬発言が頻繁になった背景には政府の世宗市世論戦‘浴びせかけ’に対抗し、本人が直接修正案反対世論を作るという意図が敷かれているようだ。ある側近は「政府が大々的な宣伝戦を展開し世論を糊塗しているという問題意識を表わしたもの」としつつ「今までは朴前代表が大統領に角を立てる姿を避けようと、わざと発言を自制してきたが今は直接世論先導作業に飛び込んだ」と説明した。
世論が自身に友好的という自信も反映されたようだ。去る12日<ハンギョレ>世論調査で‘原案+アルファ’を主張する朴前代表に共感するという応答は半分を越える51.3%と調査された。修正案が‘百年大計のためのもの" という李明博大統領に共感するという応答(43.6%)より高い。
世宗市修正論議が広がり、朴前代表はすでに世宗市修正案と政治的命運を共にするという意を確固とさせたと見られる。側近たちは朴前代表に世宗市は前政権が残した‘大釘’ではなく、自身が直接介入したいわゆる‘戸籍に実子と登録された問題’と説明する。このために朴前代表は昨年7月の言論関係法処理当時「この程度なら国民も理解されること」として一歩後退したこととは異なり,世宗市問題に対しては中心役割をしたという‘責任意識’が強いと伝えられる。ある側近は「世宗市問題は朴前代表がなぜ政治をするかに対する根本的問題」として「本人の価値観と信頼,原則などを示す重要な契機」と話した。
チェ・ヘジョン,ソン・ヨンチョル記者 idun@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/399732.html 訳J.S