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‘国防義務’果たしたところ利子432万ウォン多く払え?

登録:2010-01-16 11:15

原文入力:2010-01-15午後10:58:15
就職後学資金償還制‘弱点’
軍隊に行く男子学生 より多く払わなければならない

ホン・ソクチェ記者,キム・ギョンホ記者

←‘登録料対策のための市民社会団体全国ネットワーク’会員たちが15日午後、ソウル,世宗路,政府中央庁舎裏口前で去る13日に国会教育科学技術委員会を通過した‘就職後学資金償還特別法’の全面修正を要求している。これらは平均B単位以上の過度な成績制限を緩和し利率も下げなければならないと主張した。 キム・ギョンホ記者jijae@hani.co.kr

政府が‘就職後学資金償還制’(ICL)を施行し、軍服務期間の利子を考慮しなかったために兵役服務者が未了者より多くの利子負担を背負うことになったという指摘が出た。

15日、韓国大学教育研究所が2年間軍服務する軍経歴者を仮定し利子負担を推算した結果、軍に行かなかった場合と比べ最大432万ウォンの利子をより多く払わなければならないことが明らかになった。研究所はある大学生が4年間毎学期授業料400万ウォンを借り、計3200万ウォンの授業料を払った後、8年目から(求職期間1年を含む)借金を返す状況を仮定し償還額を計算した。

こういう差は政府が軍服務期間に対する別途規定を置かなかったために生じた。軍に服務する2年間にも入隊前に受けた貸出金に対する利子がつくという点を考慮しなかったのだ。

例えば、学期ごとに400万ウォンを借りた大学生は2学年を終える時点で元金1600万ウォン(400万ウォン×4学期)に学期当たり利子が46万ウォン(利率5.8%)に達する。ところがこの大学生が2年間軍隊を行ってくれば、既存の元利金の他に利子だけ新たに184万ウォン(46万ウォン×4学期)がつく。このために同じ金を借りても就職初年度の軍経歴者の借入元利金合計は4174万ウォン、未了者は3990万ウォンとなる。

追加的に発生した184万ウォンの利子は就職後にお金を返す時から‘複利’で計算され、最終償還額の格差はさらに拡がる。‘就職後学資金償還制’は貸し出しを受けた学資金に対し在学期間には単利で、就職後には複利で利子を計算する。

結局、借りたお金を最終償還する就職後16年までに軍経歴者が払わなければならない利子は3683万ウォン(元金3200万ウォン別途),未了者は3251万ウォンであり、軍経歴者は何と400万ウォンを越えるお金を多く返さなければならないわけだ。

イム・ウンヒ韓国大学教育研究所研究員は「‘就職後学資金償還制’には軍服務期間の利子負担に対する対策が用意されておらず逆差別の恐れがある」とし「軍服務期間は利子を免除する必要がある」と話した。

ホン・ソクチェ記者forchis@hani.co.kr>

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/399158.html 訳J.S