原文入力:2010-01-12午後09:02:03
大田 3社に開始・終了発言まで‘注文’…反映はされず
ソン・ウォンジェ記者,ソン・インゴル記者
国務総理室が去る11日夜に放送された大田地上波放送3社の‘世宗市発展方案大討論会’に先立ち、司会者の開始発言と質問,終了発言等を含む一種の‘事前シナリオ’を放送会社側に提示したと発表された。この討論会はチョン・ウンチャン総理が参加した中で11日午後6時頃、大田文化放送(MBC)公開ホールで録画された。
総理室が作成し渡した台本には、司会者の‘オープニング コメント’と挨拶,各討論主題および質問項目,司会者の‘クロージング コメント’等、放送進行順序と内容が詳細に書かれていた。
討論質問と関連しては、司会者がある参席者に向かい「世宗市問題で断食と断髪までしたが発展方案を見ても相変らず原案を固守する立場ですか?」と言う質問をするようにし、答弁を聞いた後に総理が発言するように順序が組まれていた。
また自由討論と関連しても、質問を数個例示した後に‘次の質問の中からいくつかを誘導’と明記してあった。司会者終了発言も「ボールは私たち忠清人に渡されました。今こそ私たち忠清人が選択する時です。騒がしい政治的,理念的スローガンよりは、果たして我が国と忠清人の未来に望ましいのは何か、冷静に考えてみなければならない時です」と提示した。
だが、‘総理室台本’は実際の放送には使われなかったことが明らかになった。討論会を主管した大田文化放送関係者は12日「討論会録画に先立ち、総理室側が自分たちが準備した台本を提示してきたが、私たちはこれを参考資料とも見なさず、何故こういうものを作るのかと鼻で笑ってしまった」とし「討論会は事前原稿なしに進行された」と話した。
この事実が<オーマイニュース>報道で12日に公開されると言論改革市民連帯は声明を出し「李明博政権の言論統制がますます露骨になっている」とし「政府は総理室が放送シナリオを作成し放送に介入した経緯を明らかにし関連者を厳重問責せよ」と要求した。
これに対し総理室世宗市企画団は「放送会社側から討論準備のために発展方案内容を反映した‘コンテ’をあらかじめ送ってくれと要請してきたので、説明する次元で形式をそろえて伝えたまで、討論会の内容を統制しようとする意図は全くなかった」と話した。
ソン・ウォンジェ記者,大田/ソン・インゴル記者wonje@hani.co.kr
原文: 訳J.S