原文入力:2009-12-24午後07:11:33
遠い整備業者に行くこと・割り増しなど‘業者の意のまま’
救難装備 標準料金廃止も紛争加速化
キム・グァンス記者
キム・某(34・蔚山,蔚州郡)氏は去る8月19日12時に乗用車を走らせ家に向かい京釜高速道路,梁山通度寺出入り口付近でガードレールに突っ込み後を走行してきた走ってきた車両に追突され気を失った。病院で一週間の治療を受けた後、車両が保管されている整備業者を訪ねた。ところが整備業者が請求した料金は何と78万ウォンだった。
事故車両を牽引車につなげるために使う救難装備使用料が39万ウォンもした。牽引業者は「廃車にするほど作業が難しく救難装備を3台も使った」と話したが、救難装備使用料が1つで12万~15万ウォンずつすることを納得し難かった。事故車両を整備所まで牽引して行く運賃が6万8300ウォンであることにも疑問を抱いた。牽引業者は事故地点から7~8kmの距離に整備業者がいくつもあるのに16km離れた整備業者に車両を持って行ったのだ。標準料金表には10kmまでは5万1600ウォン(2.5t未満)を払うことになっているので1万6700ウォン多く請求されたわけだ。
また夕方8時~明け方6時に牽引作業をする時は、牽引業者が運賃の30%を追加請求することができるが、請求書には50%にあたる3万4150ウォンが記されていた。規定どおりならば運賃6万8300ウォンの30%(2万490ウォン)でなければならないが、1万3660ウォンを多く請求したのだ。キム氏は牽引業者に料金が過多請求されたとし問い詰めたが、牽引業者は「本来この程度の料金が出てきて夜間に仕事をして危ない目にあう危険を考慮すれば当然だ」と答えた。結局、キム氏は47万ウォンを払い車を取り戻し廃車させた。保管料27万ウォンは保険適用にならず全額払い,牽引料は相手車両の過失が60%なので20万ウォンを出した。
こうしたことが起きるのは大部分の事故車両運転者らが牽引料に標準料金制があるということを知らないことを利用し、牽引企業等が勝手に料金をむやみに上げているのにも関わらず行政機関の取り締まりが届かないためだ。保険会社の担当者が牽引業者の見積書を几帳面に問い詰めずに適当にやり過ごすことも一原因だ。特に高速道路で事故に遭った車両は破損状態が深刻で、救難装備を使う事例がありふれているが、政府が1997年に救難装備標準料金制を廃止したことが料金紛争を煽っている。蔚山,蔚州郡道路交通課関係者は「政府で救難装備標準料金表を再び作らなければならない」と話した。
蔚山/キム・グァンス記者kskim@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/395308.html 訳J.S