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検察 起訴状‘ハン・ミョンスクの役割’説明できず

登録:2009-12-24 08:29
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/395099.html

原文入力:2009-12-23午後07:40:12
関連者の主張 交錯…金を受け取って何の役割もしないわけ
"負担になるチョン・セギュン除き 控訴状作成して見たら…"

ソク・ジンファン記者

検察がハン・ミョンスク前国務総理をわいろ授受疑惑で起訴し、裁判所に出した起訴状が23日公開され、今回の事件の大まかな輪郭があらわれた。だが関連者の主張が交錯しており、前後の脈絡のぎこちない部分が眼につき疑問を抱かせる。

起訴状には‘5万ドルを受け取った’という疑惑事実はあるが、金を渡したクァク・ヨンウク前大韓通運社長のためにハン前総理が何の役割をしたのか不明確な点がある。もちろん検察は「必ず影響力を行使しなければならないことではなく人事の口利きと共に金品を授受すれば起訴事実が完成される」(キム・ジュヒョン ソウル中央地検3次長)と説明している。

起訴状に提示されたハン前総理の行動は△2006年12月20日、総理公館での昼食の席でチョン・セギュン当時産業資源部長官にクァク前社長をよろしくお願いするという趣旨の話をし△翌年1月大韓石炭公社社長応募から脱落したクァク前社長に他の公企業社長に行くようになるだろうと話をしたとのことが全て。

だが、ハン前総理が昼食でよろしくお願いするという趣旨の話をしたとのことはその場に参加した4人の内3人(ハン前総理,チョン前長官,カン・ドンソク前建設交通部長官)が否認している。ハン前総理が別の公企業社長として行くことになると話してあげたとのことも結局は両者のことだ。現在としてはクァク前社長の陳述を除いて残るものは何もない。

むしろ起訴状はハン前総理でなく産業資源部公務員たちの不適切な行為を表わしている。石炭公社社長選任を担当する産業資源部高位公務員が志願者に願書を出せと言い、担当課長が志願者を助けようと関連資料を直接伝達したという内容だ。

検察はこういう点と関連して‘クァク前社長はハン前総理が産業資源部に話をし昼食の席を用意したものと判断し、感謝の気持ちを伝えることを決心した’と明らかにしたが、これはクァク前社長の早合点に過ぎない。産業資源部長官が公務員たちに指示し自身を推す状況で、逆にハン前総理がチョン前長官に善処をお願いしたということは常識に照らしてみれば不自然な絵だ。

検察は起訴状を通じてチョン前長官が産業資源部公務員たちに不適切な指示をしたという疑惑を精一杯大きくした。検察は「チョン前長官は今回の捜査内容と関連がない」と線を引いたが、重要証人になりうつ第一野党代表を起訴状に言及しておきながら彼を調査しなかった。協力してくれという要請もしなかったことが明らかになった。

今回の捜査に関与していないある検察幹部は「直ちに負担となるチョン代表と関連した部分を除いて起訴状を作成して見たら、因果関係がよく合わなかったり十分に説明することが出来ない側面が生じたのではないか」と分析した。

ソク・ジンファン記者soulfat@hani.co.kr

原文: 訳J.S