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慶州で‘観光バス転落’老人17人 死亡

登録:2009-12-17 09:22

原文入力:2009-12-17午前06:59:04
温泉行った帰り道で 20m崖下へ
大部分が老人…残り乗客10余人余 重軽傷

パク・ヨンニュル記者

←16日午後、慶北 慶州市,見谷面,南莎里の南莎ジェ道路脇の断崖に落ちゆがんだバスから救助隊員が負傷者を救助している。 (連合ニュース)

慶北,慶州で温泉観光に行ってきた老人たちを乗せた観光バスが転落し、17人が亡くなる惨事が起きた。
16日午後5時40分頃、慶北 慶州市,見谷面,南莎里の南莎ジェ下り坂(往復2車線)で乗客30人を乗せ霊泉から慶州方面に走っていた観光バス(運転者 クォン・某・55)がカーブの最後の部分で道路のガードレールに突っ込み崖下20m余りに転落した。

この事故で17日翌1時現在、イ・ヨンス(71)氏など17人が亡くなり、残りの乗客12人も大部分が重傷を負った。運転者クォン氏は軽傷を負った。老人たちはこの日午前、慶州市,隍城洞,ユリム村の敬老堂を出発し蔚山市,蔚州郡のある温泉で観光を終えた後、永川市,古鏡面の健康食品販売店に立ち寄り慶州に帰る途中だった。これらが暮らすユリム村は元来は自然部落だったが、今はアパート用地に編入され姿が大きく変わり、敬老堂を中心に集まり旧情を温めてきた20~30世帯の老人たちは今回せっかく1万ウォンずつの会費を集めて旅行に出発し揃って惨事にあった。

事故がおきたバスは崖下へ転落し形を留めないほどひどくゆがんだ。バスが転落した衝撃で険しい丘の木10余株が根元から抜け倒れた。現場に初めて到着したある救助隊員は「バスが絶壁下に落ち何回か転がったようだ」として「負傷車数人はバスの外に飛び出しており、バスの中も椅子が取れてしまうほど大きく壊れ救助が困難だった」と話した。

警察はバスが転落し、ひどくつぶれた上に負傷者の大部分が老人たちなので人命被害が大きかったと見ている。死亡者と負傷者が運ばれた病院は連絡を受け駆け付けた遺族が泣き叫ぶ声で修羅場の様相を呈した。

警察関係者は「飲酒測定の結果、運転者は酒を飲んでおらず安全ベルト着用と運転不注意および車両欠陥有無などについて調査を行っている」と明らかにした。警察と119救助隊は負傷者を慶州東国大病院とグッドモーニング病院,トンサン病院,現代病院などに移送する一方、運転者と負傷者を相手に詳しい事故経緯を調査中だ。

一方、慶州市はこの日イ・ジェウン慶州市副市長を委員長とする事故収拾対策委員会を設け、補償金協議,葬儀手続きおよび弔問団構成などを支援することにした。

以下は確認された死亡者名簿。 △イ・ヨンス(71) △ファン・ヒナム(84・女)△チェ・ヨンウォン(74) △イ・イムスン(80・女)△チョン・ジョンサム(71) △ヤン・テグン(70・女)△マ・スギン(73) △キム・ジュホ(71) △イ・クムジャ(73・女)△チュ・ソドル(87・女)△ソン・テスン(82・女)△ウ・ブンナム(68・女)△イ・ソギム(71・女)△パク・ビョンヨン(76) △チョン・クムスク(76・女)△パク・ドンウ(79)

大邱/パク・ヨンニュル記者ylpak@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/393866.html 訳J.S