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“韓日関係梗塞”でも両国海軍アデン湾で海賊対処共同訓練

登録:2020-07-21 22:19 修正:2020-07-22 06:38
運航中の大祚栄艦=資料写真//ハンギョレ新聞社

 韓日関係が極度に梗塞した状況で、韓国海軍の艦艇が最近アデン湾で日本の自衛隊と海賊対処訓練を共にして目を引いた。こうした事実は韓国が沈黙する一方で、日本の自衛隊が公開して知らされた。

 日本の自衛隊の統合幕僚監部(韓国の合同参謀に相当)は、20日付でホームページに報道資料を上げ「EU(欧州連合)海上部隊及び韓国海軍艦艇との海賊対処共同訓練を実施した」と明らかにした。

 報道資料によれば、共同訓練は16日~17日の2日間、アデン湾西方海域で日本海上自衛隊の護衛艦「おおなみ」、スペイン海軍のフリゲート艦艇「サンタマリア」、韓国海軍の駆逐艦「大祚栄(テジョヨン)艦」が参加し実施された。訓練の目的は「海賊対処能力及び海賊対処に係る連携の強化」とされていて、主な訓練は「近接運動、写真撮影、対水上射撃、小型船等近接対応訓練、通信訓練」と明示されている。

 これについて韓国合同参謀の関係者は「清海(チョンヘ)部隊の大祚栄艦がEUソマリア海軍司令部が主管する共同訓練に参加したのは事実」とし、「ソマリア海賊対処のための多国籍軍訓練に参加したことは、韓日関係などの国際情勢とは関係がない」と一線を画した。この関係者は、日本と異なり訓練を公開しなかった理由について、「通常実施する訓練なので、私たちは特に公開しなかった。訓練を主管したEUソマリア海軍司令部が訓練最終日の17日に、ツイッターですでに訓練の事実を公開したと理解している」と説明した。

 清海部隊32陣の大祚栄艦(4400トン級)は、5月に釜山作戦基地を出港し、6月から王建(ワンゴン)艦とソマリア海賊対処任務を交代して活動している。

パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/954587.html韓国語原文入力:2020-07-21 17:57
訳J.S