原文入力:2009-12-02午前02:07:58
2005年当時の行政自治部など‘部署分散対策’
分権的国政運営・テレビ会議システム提示
専門家 "現政府, 代案無視→白紙化 権謀術数"
キム・ギョンウク記者,ソン・インゴル記者
←参加連帯・環境運動連合・女性団体連合など全国200ヶ余りの市民団体で構成された‘行政都市白紙化阻止全国市民社会団体’代表者たちが1日忠南燕岐の行政都市建設庁前で行政都市正常建設を要求するスローガンを叫んでいる。 燕岐/ソン・インゴル記者igsong@hani.co.kr
李明博政府が中央行政機関分散にともなう行政非効率を理由に行政中心複合都市への中央部署移転を白紙化し、行政都市を教育科学中心の経済都市に変えようとしている。しかし政府は2005~2006年に行政の非効率性問題をすでに十分に検討し、それにともなう対策も用意していたことが明らかになった。
2005年7月、行政自治部(現行政安全部)が作った‘行政中心複合都市建設にともなう中央行政機関などの移転計画’と2006年9月建設交通部(現国土海洋部)が韓国行政研究員に任せて出した‘市民親和度および行政効率性向上のための公共機関配置方案’を見れば,政府は行政都市で中央部署が移転して,4種類‘関係’で行政非効率が発生すると予想した。 これらは△大統領府と以前部署間△以前部署と非以前部署間△国会と以前部署間△以前部署と市民社会団体の間などだ。
李明博大統領は先月27日7ヶ地上波・ケーブル テレビ チャンネルを通じて,全国に生中継された‘大統領との対話’で大統領の業務を入って部署以前にともなう行政の非効率性を浮上させようとした。 イ大統領は "経済部署長官を一週間に二三度会って,相談して閣僚会議も一週間に一度定期的に開くべきなのに大統領一人でソウルにあればどのように仕事をするか" と話した。
←行政非効率補完方案しかしこれら報告書ではイ大統領の発言とは反対に大統領が国務総理に一部権限を委任する責任総理制度を通じて‘分権的国政運営システム’を構築し、むしろ国政運営の効率性を高めることができると明らかにした。戦略的な業務や中・長期的な核心業務はソウルの大統領が遂行する代わりに日常的業務は行政都市の国務総理が引き受ける方式だ。また迅速な政策決定と業務処理のための電子業務とテレビ会議システム導入も計画した。これと共に移転部署と非移転部署間の効率的コミュニケーションのためにテレビ会議と国家情報共有システム,行政情報共有データベースを構築せよと提案した。
チョ・ミョンレ檀国大教授(都市地域計画学科)は「盧武鉉前大統領の場合‘部署長官たちの不便を減らそうとすれば大統領が閣僚会議を行政都市で開くなど、自ら行政都市に足繁く行かなければならない’と話した」として「大統領が行政都市へ行けば長官たちははるかに楽でしょうに、なぜそういうことは考えないのか理解に苦しむ」と話した。またイ大統領は‘大統領との対話’で「国会が6ヶ月以上開かれるが(その期間に公務員たちが国会に)来ていなければならない」と主張した。これら報告書には移転部署と国会間に発生しうる非効率を改善するためにテーマ国政監査と下調べ制を活性化し、公務員たちの業務不便を減らすようにした。この他に政府と市民団体との円滑な交流のために行政都市に市民団体団地を用意し、嘆願処理インターネット公開制度と政府総合コールセンターを構築する方案も提案した。
クォン・ヨンウ誠信女子大教授(地理学科)は「政府が主張する行政非効率は行政業務の非効率ではなく、公務員たちの業務不便に近い」とし「いろいろ代案があるにも関わらず行政非効率ばかり強調するのは結局、行政都市を白紙化するためのものと見られる」と話した。
キム・ギョンウク,ソン・インゴル記者dash@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/390876.html 訳J.S