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北, 金剛山(クムガンサン)・開城(ケソン)観光 再開 会談提案

登録:2009-11-21 08:11
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/388983.html

原文入力:2009-11-20午後09:49:23
北韓訪問ヒョン・ジョンウン会長に “南側当局に伝えてくれ”
政府 “当局間でやりとりされた話ではない” 黙殺

ソン・ウォンジェ記者,ファン・ジュンボム記者

北韓が最近、ヒョン・ジョンウン現代グループ会長を通じて南側政府に金剛山・開城観光再開のための当局間会談の開催を提案したことが20日知らされた。しかし政府はこれを公式的な会談提案とは受け取らないという態度を示し、実際の会談につながることが出来るかは不透明だ。

ある対北消息筋は「ヒョン会長が金剛山観光11周年記念行事参加のために18日金剛山に行った時、北側リ・ジョンヒョク朝鮮アジア太平洋平和委員会副委員長が出てきて‘金剛山・開城観光の再開のための当局間会談をする用意がある’とし、これを南側当局に伝えてくれと言ったものと理解している」と話した。 リ副委員長は自身の発言を公式会談提案として受け入れても良いとし、会談で金剛山・開城観光客の身辺安全保障のための制度的方案を論議することができるという意向も明らかにしたと伝えられた。

これに対してチョン・ヘソン統一部スポークスマンは「現代側からまだ詳細な北韓訪問結果の報告を受けていない」として「現在まで我が当局が北側から公式的な会談提案を受けたことはない」と明らかにした。チョン スポークスマンはリ副委員長の提案を公式提案として受け入れるのかという質問に対して「(現代の)報告を受けてから決める問題」と付け加えた。しかし、政府核心当局者は「リ副委員長の提案は当局間で交わされた言葉でもなく、大きく扱わないでもかまわない」として、当局次元の提案だけを公式提案と認定するという意思を表わした。

先立って政府は去る9月初め、現代峨山と開城観光再開を協議するという北側の要請を伝達されても、当局間協議が先に開かれるべきとしてこれを握りつぶした経緯がある。政府は昨年7月、金剛山観光客襲撃死亡事件の後、当局協議を通じた真相究明と再発防止および観光客身辺保障などを観光再開の‘3大条件’として提示してきた。

キム・ヨンチョル ハンギョレ平和研究所長は「北側が身辺安全問題まで全て当局と協議すると言っているにも関わらず、政府がこれを継続拒否するのは、結局金剛山観光の代価が核開発資金に転用されたという漠然としたイデオロギー的疑惑を抱いているため」として「こういう姿勢では南北関係の改善を導く機会を今後も逃すことになるだろう」と憂慮した。 ソン・ウォンジェ,ファン・ジュンボム記者wonje@hani.co.kr

原文: 訳J.S