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本やおもちゃのレンタルに刺身盛り合わせも…「ドライブスルー」の進化

登録:2020-03-27 02:14 修正:2020-03-27 08:07
全羅南道麗水市は21日と22日にドライブスルーで総額およそ2千万ウォンの刺身の盛り合わせを販売した=麗水市提供//ハンギョレ新聞社

 新型コロナウイルス(COVID-19)の拡散後、車の中で手軽に検査を受けられるように導入された「ドライブスルー」方式が進化している。車に乗って図書館で本やおもちゃを借りられるサービスも登場したと思えば、今度はドライブスルー刺身屋が登場した。

 全羅南道麗水市(ヨスシ)は28、29の両日、麗水と高興(コフン)をつなぐ連島連陸橋の入口にあたる華陽面長水里(ファヤンミョン・チャンスリ)の道路沿いのサービスエリア駐車場で、刺身販売のドライブスルーを開設する。COVID-19の拡散で苦しむ漁民を助けるため、麗水市水産業経営者連合会とともに刺身の盛り合わせを販売する。

 麗水市は21日と22日にもドライブスルーで総額2千万ウォン(約179万円)の刺身の盛り合わせを販売した。クロソイとボラの刺身の盛り合わせと蒸したアワビを弁当のようにして、2万ウォン(約1800円)で販売したところ、人気を集めた。麗水市は「活魚の消費が減り、養殖業が苦しい状況に陥っていることから始めた」と話す。これに先立ち、慶尚北道浦項市(ポハンシ)も14、15の両日、浦項市魚類養殖協会と虎尾岬(ホミゴッ)と九龍浦(クリョンポ)海水浴場の近くでドライブスルー方式により刺身弁当を販売している。

全羅北道全州市はドライブスルーでおもちゃをレンタルしている=全州市提供//ハンギョレ新聞社

 ドライブスルーによる非対面での図書貸し出しサービスも人気だ。光州(クァンジュ)広域市の光山(クァンサン)区立図書館は、現在休館中のチャンドク、イヤギッコッ、チョムダン、シンガ、ウンナムオリニの5つの図書館でドライブスルー方式により本を貸し出している。光山区の図書館統合ホームページで借りたい本を申し込み、翌日に図書館の駐車場に行けば、その本を受け取ることができる。全羅南道の莞島(ワンド)郡立図書館も12日からドライブスルー貸し出しサービスを一時的に運営している。

 おもちゃも車に乗ったまま借りられる。慶尚南道昌原市(チャンウォンシ)は、おもちゃのドライブスルーレンタルを初めて導入した。COVID-19事態が長期化していることを受け、乳幼児を自宅で過ごさせるしかない親のためのサービスだ。全羅北道全州市(チョンジュシ)も、おもちゃ図書館の駐車場に貸出テントを設置し、おもちゃを貸し出している。全州市のヤホおもちゃ図書館か全州市子育て総合支援センターのホームページでおもちゃリストを確認し、電話予約をしてから、レンタルブースで会員証を提示すれば、おもちゃを借りることができる。

チョン・デハ、パク・イムグン、キム・ヨンヒ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/honam/934322.html韓国語原文入力:2020-03-26 14:59
訳D.K

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