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軍・警, 永川民間人 韓国戦争時 数百人虐殺

登録:2009-11-18 07:58
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/388112.html

原文入力:2009-11-17午後02:10:08
保導連盟事件調査 真実和解委 "600余名犠牲"
人民軍同調 憂慮…国軍 脱営兵と同姓だからと

キム・ミンギョン記者

韓国戦争の初期に慶北,永川地域の国民保導連盟院と住民数百人が警察と韓国軍によって,二月間にかけて,虐殺された事実が確認された。

真実・和解のための過去の歴史整理委員会(真実和解委・委員長 アン・ビョンウク)は1950年7月初めから9月中旬まで慶北,永川地域の国民保導連盟員らと‘洛東江戦線’境界地域住民など少なくとも239人が永川警察署警察官とこの地域に駐留していた国軍により集団虐殺された事実を確認する‘真実糾明’決定を行ったと16日明らかにした。当時、永川地域は両側軍隊が接戦を行う軍事要衝地であり、戦争初期に国民保導連盟員を虐殺した他の地域とは違い‘人民軍に同調するかもしれない’として長期間にわたり虐殺が行われたことが分かった。

真実和解委による調査の結果、国軍は当時脱営犯チョン・某氏を追跡し花山面唐池里に行きチョン氏と彼の家族だけでなく、同じチョン氏という理由で少なくとも村の住民14人の命を奪い、‘地主が左翼活動家だった’という理由で皇甫氏集姓村である華南面クジョン里と安氏集姓村の琴湖面道南洞(現 永川市,道南洞)で少なくとも住民50人を虐殺した。身元が確認された事例だけでこの数だ。

洛東江を境に国軍と人民軍の間に戦線が展開された8月初めに集団犠牲が最も多く、臨皐面アジャクコルと紫陽面ポルバウィでは計250人余りが犠牲になったと推定される。真実和解委関係者は「犠牲者の内、身元が確認された住民だけで239人であり、未確認者を含めて計600人余りが犠牲になったと推定される」と話した。

虐殺は特殊部隊の防諜部隊(CIC・Counter Intelligence Corps)等の指示を受けた軍・警情報課実務者らが主導し、米国防諜部隊もこれを知っていたことが確認されたと真実和解委は伝えた。

真実和解委は「事件の責任は現地軍警だけでなく上級部隊の戒厳司令部にもあり、究極的な責任は軍警を管理・監督しなければならない国家にある」とし、国家に△公式謝罪△慰霊・追悼事業の支援△遺族生活支援△軍警に対する平和人権教育実施などを勧告した。

一方、真実和解委は去る9月末現在、国民保導連盟事件調査対象2413件中1638件を調査完了(真実糾明1629・糾明不能 9)し、残る775件は調査を進行中だ。真実和解委は今年中に国民保導連盟事件処理を終える計画だ。

キム・ミンギョン記者salmat@hani.co.kr

原文: 訳J.S