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‘ミネルバ報道’ 朝鮮・中央・東亜の‘二重定規

登録:2009-01-13 22:03

原文入力:2009-01-13午後08:40:45
ミネルバ私生活報道では先を争って
令状判事情報公開には“サイバーテロ”

イ・ムニョン記者

保守新聞らはネチズンたちによるミネルバ令状発給判事の個人情報公開を‘サイバーテロ’と批判しながら、実際ミネルバの私生活を先を争って暴くという二重的な報道尺度を見せている。

<朝鮮>・<中央>・<東亜> 12日付け記事は一斉にキム・ヨンサン ソウル中央地方令状専門担当部長判事を批判したネチズンたちを狙った。ネチズンたちがミネルバ パク・某氏に対するキム判事の拘束令状発給を、彼の写真と出身学校・裁判履歴などを公開し批判し、朝鮮・中央・東亜は各々社説と記事を通じて‘サイバー報復・テロ’だとして猛非難した。特に13日付け中央社説(‘裁判官までがサイバーテロに遭う世の中’)は‘ネチズンの司法権威嚇’を浮上させサイバー侮辱罪導入を促した。

だが、これら新聞のように個人のプライバシーを先を争って侵害してきた言論も珍しい。朝鮮は総合日刊紙中、パク氏の実名を一番最初に公開(9日付け)したし、10日付け記事‘家の外にほとんど出てこない慎ましい青年’ではパク氏の家族状況と生活習慣,高等学校および大学時期の成績などを詳しくのせた。中央も9日付け記事‘兄さん、何ヶ月間家で一日中インターネットに文を書いて’でパク氏が暮らす部屋坪数と妹の近況まで報じた。

ムン・チュンデ東義大教授は「大統領がそうであるように公認の身分である裁判官の履歴が国民に公開されるのは当然だが、まだ有罪が確定してもいない人物の成績と家族の近況まで公開するのは明白な私生活侵害」と語った。

特に朝鮮の人身攻撃性法曹人批判は‘ネチズン以上’だ。昨年8月アン・ジンゴル狂牛病国民対策会議組織チーム長を裁いたパク・ジェヨン ソウル中央地方判事がろうそくデモに対する個人意見を表明し朝鮮は社説(2008年8月13日付け‘不法デモの肩を持った判事,法服脱いでデモに出て行くのがより良い’)で“法服を脱いでデモ隊に合流しなさい”として神経質な反応を見せた。

一方、検察は12日インターネット掲示板にキム判事の身上情報が飛び交ったことに対して捜査する方針であることを表明した。検察関係者は「検察も憂慮を持っている」として「捜査する端緒があるのか鋭意注視している」と明らかにした。検察はまたパク氏が「<新東亜>に文を寄稿した事実がない」と明らかにした部分に対しては現在は捜査対象でないと話した。

イ・ムニョン記者 moon0@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/333089.html

原文: 訳J.S