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三星生命 来年上半期 上場

登録:2009-11-17 10:08

原文入力:2009-11-16午後10:41:39
来月初め 主幹事会社 選定… "経営継承 信号弾"
イ・ゴンヒ前会長 上場差益だけで3兆ウォン台 推定

キム・スホン記者

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国内保険業界首位の三星生命が来年上半期を目標に国内証券市場に上場を推進すると明らかにした。三星生命の上場はかつての三星自動車損失処理を巡る債権団との紛争を解決すると同時に、三星グループ支配構造の改編と経営権継承作業の信号弾と解釈され注目される。

三星生命は16日「上場主幹事会社選定のための入札要請書を今週中に発送し、12月初めに主幹事会社を選定する予定」としつつ「手続きが順調に進行されれば来年上半期中に上場がなされるだろう」と明らかにした。三星生命は上場推進背景について「今後、資本健全性規制強化,国際会計基準導入などに徐々に備えるために上場を通じ資本を拡充する必要がある」と説明した。

これとは別に業界では三星車債権団の損失問題を解決するための資金準備を重要な三星側の上場推進背景に挙げている。三星車借入金処理を巡る三星側と三星車債権団間の法的争いは裁判所の仲裁作業手続きを踏んでいる。

三星生命は資産規模129兆1000億ウォン(9月末基準)の国内最大の保険会社で、上場した場合には消費者・市民団体が推定したイ・ゴンヒ前会長の持分20.76%の上場差益だけで3兆ウォン台に達する。消費者・市民団体と一部学界では生保会社の場合、資産が大きくなり利益を出すのに株主だけでなく保険契約者らの寄与が大きいだけに、上場にともなう差益の一部を契約者の持分として取らなければなければならないと要求したが、政府は2007年三星生命税前利益の1.5%を20年間にわたり公益基金として出損する線で折衝する上場規定案を確定した。

三星生命の上場が三星グループ全体の支配構造改編と直結するという指摘も出ている。キム・サンジョ漢城大教授は「三星生命の上場は結局、持ち株会社への支配構造改編と共に、イ・ジェヨン・プジン・ソヒョン兄弟姉妹に対する継承と系列分離作業が本格的に始まることを意味する」とし「三星が生命の上場を契機に支配構造改編などと関連して一層透明に明らかにし社会的対話を試みようとする努力をしなければならない」と強調した。

9月末現在、イ・ゴンヒ前会長と特殊関係人の三星生命持分率は45.76%であり、また三星生命は電子・物産・火災・証券・カード,ホテル新羅などの1~2順位大株主としてグループ支配構造の核心環の役割をしている。 キム・スホン記者minerva@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/stock/387997.html 訳J.S