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国家情報院, インターネット‘パケット盗聴’装備 31台 保有

登録:2009-11-17 09:03
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/388055.html

原文入力:2009-11-17午前12:35:21
国会情報委 所属議員が国家情報院資料明らかに
23台 MB政府導入…インターネットまるごと盗聴可能

ソン・ヨンチョル記者,イユ・チュヒョン記者

国家情報院がインターネット回線盗聴(パケット盗聴)装備を31台保有しており、この内23台は李明博政府になって以降に導入したものと16日知らされた。
国家情報院が最近、国会情報委所属のある議員に提出した資料によれば、国家情報院は1998年にパケット盗聴機器を初導入し、現在計31台を保有していることが明らかになった。国家情報院はこの内、23台を李明博政府がスタートした昨年と今年に導入したと明らかにした。

パケット盗聴は超高速通信網で送信のために細かく分割されたデータである‘パケット’を利用した盗聴方式で、特定人が訪問したインターネット サイトや検索結果,Eメール,チャット内容をリアルタイムで覗き見られる。特定人がインターネットを通じ接触した人物やインターネット バンキングの内訳までも把握することができると専門家たちは指摘する。パケット盗聴をしようとすれば裁判所の令状発給を受けなければならないが、令状に提示された盗聴目的以外の事項も任意に覗き見ることができ、個人の私生活情報が過多に侵害される恐れがあるという指摘を受けてきた。

特に国家情報院が保有する31台のパケット装備中には盗聴の痕跡が残らないISBN盗聴機も含まれていることが分かった。国会情報委所属のある議員は「パケット盗聴は裁判所の盗聴許可書を得れば特定回線を通じたウェブサーフィン,Eメールなどが一度に盗聴されるので、これを法で制限するための国会次元の努力が必要だ」と話した。

昨年検察と警察など捜査機関が11台のパケット盗聴設備で実施した盗聴は計110件余りに達しており、パケット盗聴設備が31台である場合は盗聴件数も大きく増えるものと予想される。

チャン・ヨギョン進歩ネットワークセンター活動家は「パケット盗聴はEメールやIPなどほとんどすべてのインターネット上の盗聴が可能な方式」として「現政権が23台も装備を増やしたということは、本格的にパケット盗聴を実施しようとする意図があらわれたものであり不正乱用を憂慮せざるをえない」と話した。 ソン・ヨンチョル,イユ・チュヒョン記者sychee@hani.co.kr

原文: 訳J.S