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天上天下ヨナ独尊

登録:2009-11-15 07:40

原文入力:2009-11-15午後07:33:52
ショートプログラム76.28…7ヶ月ぶりに再び世界新
“音楽流れるや気楽になって…よく覚えていない”

イ・スンジュン記者

←‘フィギュアの女王’キム・ヨナが15日(韓国時刻)開かれた2009~2010グランプリ5次大会スケート アメリカ女子シングル ショートプログラムで‘ボンドガール’ポーズを取っている。 レイクプラシッド/連合ニュース

キム・ヨナ(19・高麗大)が演技を始めるや‘1980リンク’はそれ以前に演技した11人の時とは異なる空間に変わった。自信あふれる表情と派手な演技で銀盤を思う存分縫った‘フィギュアの女王’の勢いに周囲は圧倒された。

15日(韓国時刻)米国,ニューヨークのレイク プラシッド1980リンクで行われた2009~2010国際氷上競技連盟(ISU)フィギュア シニア グランプリ5次大会女子シングル ショートプログラム。息が詰まるような演技を方キム・ヨナは技術点(44.00点)と芸術点(32.28点)を合わせた76.28の新記録で1位を占めた。2位米国のレイチャル フラット(合計58.80点)とは17.48点差。去る3月の世界選手権大会で出した最高点(76.12点)を7ヶ月ぶりに更新した。

■実戦の女王キム・ヨナは今回の大会を準備して去る1次グランプリではタイミングを逸して飛べなかったトリプル フリップ ジャンプに精魂を込めた。だが13日から競技直前リハーサルまでジャンプ タイミングをのがしたり回転数を満たすことができずにしりもちをつく姿を見せ周辺を心配させた。

しかし実戦では全く違った。持ち前の強心臓でキム・ヨナは正確な内側エッジ(スケートの刃)で軽く跳ね上がり三回転し軽やかに着地した。審判らは基本点5.5点に1.8点の加算点を加え7.3点で応えた。キム・ヨナは競技後「フリップを飛ぶ際に何も考えなかった」として緊張した内心をあらわした。

■加算点の女王
キム・ヨナの加算点(GOE)総点は9.60点でシニア舞台デビュー後、歴代最高だ。完ぺきなジャンプが‘加算点洗礼’の土台となった。一番の課題であるトリプルループ-トリプル トーループコンビネーション・ジャンプ(基本点10点)を跳んだキム・ヨナはそれまで2点だけだった加算点を2.2点に更新した。心配したトリプル フリップで1.8点を得た彼女に最後のダブルアクセル(基本点3.5点)の1.6点の加算点は画竜点睛だった。キム・ヨナが「スピードが落ちたみたい」と認めた最後のスピン コンビネーションが去る大会(レベル4)とは違いレベル3を受けたものの完ぺきなジャンプと加算点とで新記録を打ちたてた。

■没入の女王
舞台の外では慎ましやかな二十歳のキム・ヨナは銀盤の上に立つと自身を忘れ演技に没頭した。彼女は競技後「音楽が始まると気が楽になった。どのようにジャンプをしたのかよく思い出せない」と笑った。キム・ヨナはまた「点数に対する圧迫は感じたくない」として齢にふさわしくない冷静さも見せた。オーサーコーチは「音楽が始まるとキム・ヨナはあたかも別人のように変わり演技に没頭する」と評価した。

イ・スンジュン記者gamja@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/387766.html 訳J.S