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"MB, 民主主義 尊重しなければ 歴史審判に直面"

登録:2009-11-13 12:49

原文入力:2009-11-13午前07:17:55
チョン・ヨンジュ前KBS社長インタビュー
"暴力性知らせるために抵抗…KBS,公営機能しなければ"

パク・チャンソプ記者

"手順を踏んだ民主主義の重要性を呼び覚ました当然の決定だ。イ・ミョンバク大統領が判決精神を尊重しないならば、国民と歴史の審判を受けるだろう。" 強圧的に解雇され1年4ヶ月ぶりの12日、解任取り消し判決を受けたチョン・ヨンジュ前<韓国放送>社長は手続き的違法を認めたことが判決の骨子と語った。

「解任過程で検察,監査院,国税庁,放送通信委員会,韓国放送理事会など、すべての権力機関がみな動員されたが、これらが全て裁判所で不正・排斥された」ということだ。「イ大統領就任以後、手順を踏んだ民主主義がそのように簡単に崩れるとは全く予想できなかった。残念に思ったし怒りもした。切られる時、終盤まで持ちこたえたのはそのような政権の暴力性と野蛮性を知らせるべきだという考えからだった。」

今回の判決は去る8月に業務上背任疑惑に対しソウル中央地裁が無罪判決を下したことの延長線上でもある。前回判決が検察の不当な過剰捜査,政治捜査に対する拒否だとすれば、今回の判決はそれに加えて解任過程が誤ったものであることを認めたものと彼は話した。

チョン前社長は自身の解任を個人次元ではなく歴史的脈絡で解釈した。「朴正熙,全斗煥軍事政権,1987年6月民主抗争など数多くの市民の抵抗と犠牲,苦労を通じて民主主義を成し遂げたがそれが一日でひっくり返った。私の事件はその内の一つだ。」

具体的に「現政権の韓国放送掌握,言論掌握のための初めての措置」が自身の解任だったと彼は説明した。実際、政府の言論掌握は今でも進行中だ。言論法強行処理とまもなく生まれる‘朝鮮,中央,東亜日報放送’、そして韓国放送の掌握がその証拠だ。彼はこのような言論政策の裏面には長期政権の策略が隠されていると語った。「韓国放送は<NHK>のように無色無臭な放送として、民間放送は日本のように娯楽だけに忠実だったり米国<フォックスニュース>のように極めて偏向的な放送にしようとしているのではないですか。」

彼は現在の韓国放送は公営放送としての本来の機能を正しく果たせずにいると指摘した。「公営放送の機能は事実報道と権力批判でしょう。ところが親日人名辞典,4大河川報道などを見れば、公営放送と呼ぶのはためらわれます。だから韓国放送の信頼度と影響力が下落しているのではないでしょうか。」

政府はこの日、裁判所の解任取り消し判決に対し控訴方針を明らかにした。チョン前社長は「基本的に弁護団が対応するだろうが、政府が本当に民主主義と法の精神を尊重するならば、判決を受け入れなければならないだろう」とした。また「裁判所は大統領の韓国放送社長解任権を認めたが、独立的な公営放送のためには社長任期を制度的に保障しなければならない」として「議論を通じて法に明示しなければならない」と付け加えた。

チョン前社長は最後に「検察を政治検察に仕立て上げ、情報機関を手足のように動員し、4大河川とか世宗市修正など民意を無視して一方的にゴリ押しする民主主義転覆は今も続いている」として「権力が傲慢に酔い一方的に進めるならば国民的抵抗と票を通じた審判,歴史的審判が後に続くだろう」と警告した。
パク・チャンソプ記者cool@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/387473.html 訳J.S