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米, ボズワス北韓訪問予定 公式発表…北韓-米国対話 軌道進入

登録:2009-11-12 13:01

原文入力:2009-11-11午後09:55:41
"北に通知した…時期最終決定されていないが年内"
キム・ケグァン,カン・ソクチュ 会う模様…金正日面談は不透明
"北 積極的…予想外に内容ある会談となることも"

クォン・テホ記者,キム・ギョンホ記者

←"北韓に米を送り米価暴落を解決しよう" キム・サングン6・15共同宣言実践南側委員会常任代表(左から4番目)が11日午後、ソウル,貞洞のフランチェスコ教育会館で開かれた‘対北米穀支援再開で米価大乱解決と南北関係改善を要求する各界各層1万人宣言大会’で挨拶をしている。この大会に参加した政党と市民・社会団体代表らは人道的な対北支援を通じて米価暴落問題を解決し南北関係を改善しろと政府に要求した。 キム・ギョンホ記者jijae@hani.co.kr

米国が10日(現地時間)スチーブン・ボズワス対北政策特別代表の北韓訪問を初めて公式発表した。
フィリップ・クラウリー米国務部公報担当次官補はこの日定例ブリーフィングで「オバマ大統領とヒラリー・クリントン国務長官が同盟およびパートナーらと幅広い協議と慎重な検討を経て(ボズワス代表の北韓訪問を)決め、これを北韓に通知した」と明らかにした。

シンガポールで開かれたアジア太平洋経済協力体(APEC)閣僚会議に出席中のヒラリー・クリントン米国務長官は11日「西海交戦がボズワスの北韓訪問決定にいかなる影響も与えない」とし「我々は(北韓訪問)がそれ自体で重要な段階に立っていると考える」と話した。

米国がこのように北韓との対話を公式に公表したことにより北核問題解決のための険しい第一歩が今や軌道に乗ることになった。

■開催時期および交渉パートナー
ボズワス特別代表の北韓訪問時期は現在、収穫感謝祭連休が終わった11月末~12月初めになると見る向きが多い。しかしクラウリー次官補は北韓訪問時期について「細部計画などを含め、まだ北韓と協議中であり最終決定はされていない」とし「オバマ大統領のアジア歴訪(12~19日)が終わった後、遅くとも今年中にはなされる」とだけ話した。

ボズワス特別代表は北韓でキム・ケグァン外務省副相とカン・ソクチュ外務省第一副長官に相次ぎ会うと伝えられている。しかしボズワスが今回の北韓訪問で金正日国防委員長にまで会うようになるかは不透明だ。万一、金委員長に会うならばオバマ大統領の親書を伝達する形式になるだろうが、初めての出会いからそのように速度を上げるとは見られない。国務部高位当局者は北韓訪問代表団が金委員長に面談する可能性について「分からない。細部日程は北韓-米国間で論議中」と話した。

■擬制北韓-米国会談が開かれれば、米国は‘6者会談復帰および非核化要求’を、北韓は‘北韓-米国平和的関係’を主に要求するものと見られる。

米国は今回の北韓-米国対話が‘交渉’ではないという点を格別に強調している。クラウリー次官補は「今回の対話の焦点は北韓の6者会談復帰と9・19共同声明履行再確認」としつつ「その他に関する主張は他の場らが開かれており、その後に提起することになるだろう」と話した。北核問題の交渉テーブルが‘北韓-米国対話’ではなく‘6者会談’であるともう一度釘を刺したのだ。したがって北韓が‘米国の北韓敵対視政策撤廃’等を6者会談復帰の条件に持ち出すならば相当な陣痛も予想される。クラウリー次官補は‘北韓が6者会談に復帰すると確信するか’という質問に「そうではない」としつつも「ただし北韓が今回の対話の目的が何かは理解していると信じる」と答えた。

クリントン国務長官は最近報道機関と行ったインタビューで「北韓が対話を望み始めたことは6者会談関連国が対北韓制裁に共同歩調を取っているため」として「(北韓-米国)対話は終わり(end)ではなく交渉テーブルに進入するための門(door)」と話した経緯がある。このように米国は北韓-米国対話が始まっても制裁を緩和したり留保した以前とは違い、制裁と対話を併行する戦略を守る方針だ。
だが会談は生物と同じだ。ワシントンの外交消息筋は「米国が‘ローキー’(low key)で出ているが、北韓が積極的に出てきて予想外に内容ある会談になる可能性もある」と話した。ワシントン/クォン・テホ特派員ho@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/387120.html 訳J.S