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偵察衛星級の無人偵察機グローバルホークが到着

登録:2019-12-24 06:08 修正:2019-12-24 08:14
高高度無人偵察機グローバルホーク1号機が23日午前5時に慶南泗川空軍基地に到着した。写真はグローバルホーク製造会社であるノースロップ・グラマンのインターネットホームページを基に作成した飛行の姿/聯合ニュース

 韓国空軍が運用する高高度無人偵察機「グローバルホーク」(RQ-4)1号機が23日午前5時、慶尚南道の泗川(サチョン)空軍基地に着陸した。政府が北朝鮮の核とミサイルの脅威に対抗して2011年3月に米国から購入することを正式に決めてから8年がたった。政府は来年上半期までに3台を追加で導入する計画だ。空軍はこの日、グローバルホークが到着する姿を公開しなかった。

 グローバルホークは20キロメートル上空から地上0.3メートルのサイズの物体まで識別できる偵察衛星級の無人偵察機だ。昼夜間はもちろん悪天候でも地上を監視できる特殊高性能レーダーを搭載している。一回浮上すれば38~42時間作戦を続けることができる。作戦半径は3千キロメートルに至り、朝鮮半島外まで監視できる。翼幅35.4メートル、全長14.5メートル、高さ4.6メートルで最大巡航速度は時速250キロメートル、重量は1万160キログラムに至る。

 グローバルホークの運用により、韓国軍は今まで米国に絶対的に依存してきた北朝鮮内陸の映像情報を独自に収集できるようになった。軍は現在、平壌より下方の地域までのみ映像情報を収集できることが知られている。2023年までに偵察衛星5機が戦力化されれば、北朝鮮に対する監視能力がさらに倍増する見込みだ。

 空軍はグローバルホークの運用のために、後方に離発着基地を、前方に任務統制基地をそれぞれ設置したことが分かった。グローバルホークが後方基地から離陸することにより、任務高度まで上昇することができるからだ。後方基地で離陸して前方地域に飛行し、前方基地で統制権を引き継いで任務を遂行する方式だ。操縦士は米空軍の無人機運用基地で作戦運用の経験を積んだ。

 空軍はグローバルホーク導入事業が終われば、2020年代初期までに中高度無人偵察機(MUAV)数台を追加で国内に導入する計画だ。中高度無人偵察機は10~12キロメートル上空から地上の目標物を監視する。搭載されるレーダーの探知距離は約100キロメートルに至ることが分かった。中高度無人機運用のための基地を構築する先行研究が進められている。

ユ・ガンムン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/921792.html韓国語原文入力:2019-12-23 14:10
訳M.S