本文に移動

統一部, 北 ‘開城観光再開協議要請’ 黙殺

登録:2009-11-07 10:14
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/386414.html

原文入力:2009-11-06午後11:08:33
ムン・ハクチン民主党議員 国会 ‘対政府質問’で公開
9月4日現代峨山に実務協議 提案
統一部 ‘待ちなさい’ と言うだけで2ヵ月目会えず

イ・ジェフン記者

北側が去る9月初め、開城観光再開を協議しようと要請したが政府がこれを事実上握りつぶし、去る2ヶ月余りにわたり何の議論もなされていないことが分かった。北韓が去る9月4日開城観光再開方針を明らかにし南側事業主体である現代峨山側に観光再開に必要な実務協議をしようと提案したことが6日確認された。しかし政府は観光客の身辺安全を保障する南北当局間協議が必要だとし現代峨山側に実務協議には出席せず‘待て’と指示したと伝えられた。

ムン・ハクチン民主党議員はこの日国会でヒョン・インテク統一部長官を相手にした対政府質問で「北韓が開城観光と関連して9月4日(北側事業主体の)名勝地総合開発指導局名義で‘開城観光再開を協議するための(現代峨山側との)実務接触ができる’という通知をした」として「現代峨山がこれを統一部に報告したが統一部は‘待て’と言うだけだった」と明らかにした。ヒョン・インテク長官は北側通知内容を承知しているとしこれを認めた。

北側は現代峨山開城事務所に送ってきた‘通知文’で「朝鮮アジア太平洋平和委員会と現代グループの8月17日共同声明文により(南北)出入り・滞留が正常化し、開城観光も再開することになります」として「委任により現代峨山側が要請する時に実務協議を持つ可能性があることを通知します」と提案したと現代関係者が伝えた。北側はこの通知文で金剛山観光に対しては言及していないと伝えられた。

また現代関係者は「北側が開城へ行く道路が破損したので共同点検しようと提案し、10月20日開城で課長級実務接触をした事実がある」と話した。この席で現代側は‘観光を再開するには当局間協議を通じて身辺安全保障方案を用意しなければならないという政府方針が確固としている’と伝え、これに対し北側は‘当局間協議に応じる用意がある’という趣旨を答えたと伝えられた。しかし政府関係者は「実務ラインで交わした言葉であり北側の公式当局間協議要請とは見られない」と話した。

政府は昨年7月金剛山観光客襲撃死亡事件の後、真相究明,再発防止策および観光客身辺安全保障装置用意など‘3大条件’が当局間協議でみたされて初めて観光再開を検討することができるという方針を繰り返し明らかにした。ヒョン長官はこの日「(開城・金剛山での)出入り・滞留安全保障問題は重要で深刻だ」として既存方針を再確認した。

ヒョン長官は‘身辺安全保障装置用意のために北側と額を突き合わせて話さなければならない」という議員らの指摘に「時期は明日だ明後日だとは言えないが、北韓と積極的に対話する」と明らかにした。 しかし政府は北側に当局間協議を先に提案することはないという方針だと知らされた。政府のこういう否定的態度には開城・金剛山観光の代価としてドルを支給する現行方式を変えなければならないという政府一部の強硬な認識が基礎にあるというのが専門家たちの大まかな指摘だ。

イ・ジェフン記者nomad@hani.co.kr

原文: 訳J.S