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‘百年の大計’叫んだが…具体代案なしで "検討中"

登録:2009-11-05 09:36

原文入力:2009-11-05午前07:55:27
科学都市案 中身より‘時間表’強調
ソウル大工大 2キャンパス誘致など探索段階
‘親パク’説得できなければ法改定も不透明

ファン・ジュンボム記者,シン・スングン記者,イ・ジョングン記者

←チョン・ウンチャン国務総理が4日午後、ソウル,鍾路,政府中央庁舎別館ブリーフィング室で世宗市関連‘民官合同委員会(仮称)構成など世宗市問題と関連して記者会見をしている。 イ・ジョングン記者root2@hani.co.kr

世宗市修正案構想の問題点
イ・ミョンバク大統領がついに世宗市原案白紙化および全面修正方針を公式化した。だが野党はもちろん与党内部のパク・クネ前代表陣営が強力に反対している状況で、イ大統領の意向どおり実現されるかは未知数だ。










イ大統領は4日チョン・ウンチャン国務総理に会った席で、世宗市代案と関連して‘実効的側面’,‘有益’,‘国家競争力’等を強調した。これは世宗市を首都圏の過密解消や地域均衡発展次元よりは、ソウルの競争力弱化と行政の効率性の側面から眺めていることを示している。参加政府が世宗市計画をたてた趣旨とは根本的に考えが違うのだ。

政府が検討中の案は世宗市に行政部署を全く移転しない代わりに、周辺の大徳研究団地およびオゾン先端複合団地と連係して△科学・知識△産業(医療など) △緑色の3大概念が交わる都市にする内容と知らされた。政府はソウル大工大第2キャンパスなど、大学とソウル大病院,LG生命工学本社,重イオン加速器などを誘致する方案を検討中だと伝えられた。これは科学ビジネスベルトというイ・ミョンバク大統領の大統領選挙公約に基づく構想だ。

しかしこういう構想が国民世論収斂過程でどのように変わるか分からないというのが政府関係者たちの説明だ。したがって法を守らなければならない政府が、この間具体的な代案もなしに世宗市白紙化の世論集めをしたという批判を免じにくくなった。

しかも世宗市計画を全面修正しようとすれば、行政中心複合都市特別法を改定するなり廃止して代替法案を国会で通過させなければならない。だが民主党と自由先進党,親パク連帯など野党が世宗市修正に反対しており、ハンナラ党でパク前代表側議員20~30人が反対に加勢すれば現実的に法通過は難しい。親パク議員はハンナラ党内外を合わせ60人に達すると推算される。その上、来年6月の地方選挙が近づくほど政界の世宗市葛藤はより一層深刻化される可能性が高い。

大統領府はイ大統領が今月下旬に‘大統領との対話’等の形式で国民の前に真正性をもって協調を求め、具体的な世宗市代案が出てくれば世論の力を得ることができると期待している。大統領府関係者は「パク前代表は前回言論関連法処理の時も反対したが、世論によって立場を変えたではないか」と話した。また別の大統領府核心関係者は「イ大統領が真正性を持って説得すれば、国民も理解するものと期待する」として「痛手を被る覚悟で最善を尽くす」と話した。

だがパク・クネ前代表は不動の姿勢だ。パク前代表のある側近議員は「パク前代表はメディア法のように今回は行ったり来たりすることはないだろう」と話した。親パク派の結束力もより一層高まっている。大統領府が期待するようにパク前代表が退くことは容易でない状況だ。
ハンナラ党親イ・ミョンバク系の足取りもはやくなっている。核心党職を任された親イ直系のある議員は「大統領の世宗市修正意志が確認されただけに具体的な修正案は政府が主導すること」として「ハンナラ党は党内外に修正世論造成のための政治的・政務的役割に力点を置くだろう」と話した。親イ系はそのために党次元で世宗市修正議論のための特別機構を作り、衆口難防(人の口に戸は立てられない)溢れでる党内異見を整理するという計画だ。だが機構構成段階から親イ-親パク葛藤が全面化される可能性を排除することはできない。親パク系のある再選議員は「親イ系党役員らを中心に議論機構を作る場合、座視しない」と警告した。

親イ系内部でも自信なさげな雰囲気が少なくない。親イ直系のある議員は「結局、修正案が原案より良いという世論が高ければ修正案に向かい、そうでなければ原案どおり行くだろう」 と話した。ファン・ジュンボム,シン・スングン記者jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/386019.html 訳J.S