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携帯電話, 無線LANと‘接続’

登録:2009-11-03 12:34

原文入力:2009-11-02午後08:47:39
KT, 今月 無線LAN搭載携帯電話発売…SKTも続く
大容量コンテンツ 無料利用可能 消費者 選択機会 拡大

ク・ポングォン記者

←携帯電話無線LAN採択があたえる効果・三星,アルマーニ フォン 国内外モデル比較(※クリックすればさらに大きく見ることができます)

#1.三星電子が‘ジョルジオ・アルマーニ フォン’を2日国内発売した。先月三星がヨーロッパで発売し話題を集めたアルマーニ スマートフォンとは別のモデルだ。三星はスマートフォンモデルを国内に持ってこず、代わりにアルマーニ 一般フォンを別に製作し国内消費者用に出した。スマートフォンモデルより画面も小さく無線LAN(wifi)もない。価格はいずれも130万ウォン台で国内外同一水準だ。‘手中のPC’と呼ばれるスマートフォンは高いのが常識だが現実は違う。国内消費者は‘形だけ名品フォン’として「国内にもアルマーニ スマートフォンを発売しなさい」と要求している。三星も同じ戦略モデルをいろいろな所で売ることが色々な面で良いのに、なぜこのように費用が多くかかるマーケティングを行うのだろうか。秘密は‘無線LAN’だ。

#2.先月27日三星電子ソウル,瑞草洞社屋で開かれたスマートフォン‘オムニア2’製品発表会で出た発言のために、三星電子とSKTは一時微妙な緊張を見せた。キム・ジョンイン三星電子無線事業部常務はこの日の問答で「この間、移動通信事業者の政策のために事業者外のインターネット接続が難しかったが、まもなく開放される」として「来年初めから三星が出す一般携帯電話にも全て無線LAN(wifi)が搭載される」と答えた。この言葉に国内最大移動通信社のSKTは吃驚仰天した。SKT関係者は「まさか三星電子が我々と協議なしにそのような発言をするわけがあるか。発言の内容と真意を調べなければならない」と当惑した。国内ではこの間、スマートフォンではない一般フォンに無線ランが搭載されたことはなかったためだ。

#3.KTは先月14日移動通信網と無線LAN サービスを結合した有無線統合サービス(FMC) ‘QOOK & SHOW’を出した。家の中や学校など無線LAN地域ではインターネット電話として使い、無線LANでない地域では移動通信網を利用するという破格的な移動通信サービスだ。このためにKTは無線LAN機能を支援する一般携帯電話を出すと明らかにした。イ・ソクチェKT会長はこの日の記者懇談会で「一般携帯電話にwifi機能を搭載するこういう事業モデルは‘既存のデータ売り上げと衝突する’という組織内部の激しい反発にぶつかった」としてようやく内部を説得して出した決定であることを率直に打ち明けた。

データ売り上げを蚕食するという憂慮のために国内移動通信社が‘邪魔者’扱いしてきた携帯電話での無線LAN使用が加入者に近づいている。KTは今月中にKTテクを通じて国内で初めて一般携帯電話に無線LAN機能を搭載した携帯電話を発売する。この間、国内では三星のジェットフォン,LGのアレナフォンが輸出モデルに備わっている無線LAN機能が外したまま発売され、‘スペック ダウン’という批判を受けてきたことと対照的だ。携帯電話の無線LAN搭載が結局は大勢になるというのが製造会社側の判断だ。KTが無線LANを搭載した携帯電話を出して始める有無線統合サービスはこの間移動通信社が自社の有料ネットワークだけを使うように加入者を閉じ込めてきた‘walled garden’の崩壊を意味する。SKTも一般携帯電話には無線LANを許さないという方針から、来年1分期に少なくとも3種の一般携帯電話に無線LAN機能を搭載した製品を出すと明らかにした。SKT関係者は「競争会社のKTがどんな方法で市場を揺さぶるかにより対応は変わるほかはない」と打ち明けた。

この間、移動通信社が阻んできた無線LANは利用者だけでなく移動通信社業者と端末機製造会社にも有利なことが多い技術だ。無線インターネットが活性化されるには加入者の利用習慣が重要だが、現在環境では不可能だ。速度は低く価格は高いためだ。主要先進国と反対に去る数年間、国内移動通信社のデータ売り上げが減少した背景だ。携帯電話を通じて動画やファイル ダウンロードのような大容量コンテンツも気軽に利用できるとは言っても、現実的には速度と料金のためにほとんど不可能だ。携帯電話に無線LAN機能を搭載すれば問題は容易になる。利用者は家庭や学校などで開放された無線LANを通じて大容量コンテンツを早く無料で利用でき、サービスを経験することになれば無線LANがない地域でも移動通信網を通じ検索やメールなど多様な無線インターネット サービスを求めることになる。無線LANのように無線インターネットを気軽に使える環境を作ってこそ加入者や移動通信社すべての便益が大きくなることになる。

ク・ポングォン記者starry9@hani.co.kr

■無線ラン(wifi)
超高速インターネットを使えるようにする近距離無線ネットワークで、主にワイファイを指す。家庭の超高速インターネットに3万~4万ウォンの有無線共有機を付ければ携帯電話・MP3等、無線LAN機能がある機器をデータ費用なしで使える

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/385467.html 訳J.S