先月日本を訪問した韓国人が1年前より半分近く減ったことが分かった。特に、訪日外国人観光客の数が11カ月ぶりにマイナスを記録したことで、韓国人観光客の減少が日本の観光産業に及ぼす影響が明らかになった。
日本政府観光局(JNTO)は、今年8月に日本を訪問した韓国人観光客数が30万8700人で、昨年8月に比べて48%減少したと、18日に発表した。これによって8月に日本を訪問した全体観光客(252万100人)も、昨年同期間に比べて2.2%減少した。中国人観光客が100万600人で16.3%増加したが、韓国人観光客が激減した影響を食い止めるには不十分だった。訪日外国人観光客全体数がマイナスに転じたのは、台風と北海道南西沖地震被害が相次いだ昨年9月以降11カ月ぶりのことだ。日本政府観光局も「韓国市場(観光客)の減少が訪日外国人観光客全体の数をマイナスに落とした原因の一つだ」と説明した。
日本を訪れる韓国人観光客の激減が本格的に始まったのは7月からだった。7月の訪日韓国人観光客は昨年同期に比べて7.6%減少した。NHKは「日本政府は2020年の外国人旅行客数4000万人達成を掲げているが、韓国から来る観光客が激減し、その否定的影響が懸念される」と報じた。
昨年1年間、日本を訪れた韓国人観光客は753万8952人で、全体外国人観光客(3119万1856人)の4分の1程度を占めている。中国(838万34人)に次いで2位だった。韓国人観光客は東京や大阪のような大都市だけでなく、日本の中小都市も多く訪れるため、韓国人観光客が日本の地方経済に及ぼす影響が大きい。