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合意…決裂…野党圏候補単一化‘産みの苦しみ’

登録:2009-10-22 11:12

原文入力:2009-10-22午前02:28:09
安山常緑乙 交渉難航だが“単一化に最後まで努力”
水原長安など補欠選・来年の地方選挙にも影響大きい模様

イユ・チュヒョン記者

←民主党キム・ヨンファン(右側)候補と無所属イム・ジョンイン(左側)無所属候補.

一週間を超えて続いている京畿安山常緑乙の野党圏候補単一化交渉が合意と決裂を繰り返し‘産みの苦しみ’を味わっている。しかし野党圏大統合という世論の圧迫を意識し、どちらも交渉のひもを放すことはできない立場だ。

■度重なった妥結と決裂

キム・ヨンファン候補を公認した民主党とイム・ジョンイン無所属候補を支持する民主労働党・進歩新党・創造韓国党側は21日明け方、候補の競争力と適合度を問う世論調査方式で単一化することに合意した。両者がこの日午前、一緒に公式発表をする時までこの事実を秘密にすることを約束した。しかし、この日朝イム・ジョンイン候補がラジオに出演し先に交渉妥結の知らせを明らかにしたことにより雰囲気が急速に冷却された。ユン・ホジュン民主党首席事務副総長は直ちに「イム候補が単一化を主導しているような印象を有権者に植え付けたことにより、適合度調査に影響を及ぼす結果を産んだ」とし「合意案は無効」と話した。両者はこの日終日互いに責任を転嫁するなど神経戦を行ったが「候補単一化のために最後まで努力する」という確約は忘れなかった。

■単一化すれば投票する

葛藤を経ながらも野党圏がこのように単一化に固執するのは「合わされば必ずハンナラ党に勝つ」という事実をよく知っているためだ。盧武鉉・金大中前大統領の逝去以後、民主改革陣営の団結を促す声が高まったことも単一化を圧迫する要因だ。単一化を回避すれば分裂論者とレッテルをはられるほかはない雰囲気だ。単一化交渉を仲裁してきたイ・ヒョンナム民主統合市民行動広報運営委員長は「成功と失敗を離れ重要な‘過程’と見る」として「これを通じて誰が統合のリーダーシップと政治的能力を持っているのか有権者が審判できるだろう」と話した。

チョン・セギュン民主党代表はこの日記者らと会い、イム候補が先に単一化合意事実を公表したことに対して‘真正性のない行動’と批判しながらも「私はもともと単一化賛成論者だ」と強調した。チョン代表は「私たちは勝利のためだけに単一化しようと言うのではない」とし「それ自体が意味あること」と話した。

ウ・ウィヨン民主労働党スポークスマンも「選挙現場で直接奮闘している党員たちは単一化を望む住民たちの熱望がどれほど強いか感じることができる」とし「私たちがイム候補の改革性を前面に出し反MB連帯の原則と基準を強調し候補適合度調査を主張しているが、単一化名分に反するものではない」と話した。

■地方選挙にも影響
単一化効果は安山常緑乙に限定されない。同じ首都圏の水原長安はもちろん慶南梁山でも野党圏の候補単一化を促進する触媒になりうる。

来年の地方選挙にも薫風を喚起することができる。民主統合市民行動をはじめ希望と代案,市民主権などの市民社会では来年の地方選挙で野4党の連帯を強調している。民主党のある関係者は「今回単一化に成功するならば有権者は私たちが勝利の意志が固いということを悟り票を与えるだろう」と話した。

しかし単一化が結局失敗に終わるならばすべてが荒々しい後暴風にあてられる可能性が高い。ウ・ウィヨン スポークスマンは「もし単一化に失敗すれば住民たちは失望し投票場に出てこないこともありうる」とし「投票率を勘案すれば現在世論調査で1位を走るキム・ヨンファン候補の勝利も確信できない」と話した。

イユ・チュヒョン記者edigna@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/383152.html 訳J.S