原文入力:2009-10-22午前07:51:42
国土部, 骨材 積み置き場 確保 予算 押し付け
自治体“数百億ずつ負担 あまりに大きい”反発
イ・ジョンエ記者,ホ・ジョンシク記者
←大邱・慶北地域の骨材採取労働者たちが21日午後、ソウル,汝矣島のハンナラ党本部前で開かれた4大河川整備事業反対記者会見で憂いの表情で座っている。 これらは4大河川整備事業を中断し生存権を保障してくれと要求した。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr
国土海洋部が4大河川事業推進過程から出る浚渫土処理費用を地方自治体に押し付けようとして一部自治団体らが反発している。
イ・ヨンソプ民主党議員は21日、国土部の‘4大河川浚渫土処理指針’を公開し「国土部が全国72ヶ所の浚渫土(骨材・土砂)積み置き場確保予算を30ヶの地方自治体に転嫁している」と主張した。
国土部が去る6月30日、全国16ヶ市・道に送ったこの指針は「(浚渫土の)骨材積み置き場までの運搬は該当河川工事施工者が担当し、骨材積み置き場確保と生産・販売管理,選別過程で発生した残土処理などは市長・郡守が担当する」と明示している。この指針に従い30ヶ市・郡は相当期間にわたり浚渫土を積んでおく積み置き場をあらかじめ確保しなければならず、この費用を自らの予算で充当し、今後の骨材販売収益などで埋めなければならない。
だが財政余力が不足している地方自治体は「初期費用負担がとても大きく収益性が不透明だ」とし難色を示している。慶北,高霊郡は積み置き場の補償費などで300億ウォンの予算が必要と推算している。これは高霊郡の今年度予算2000億ウォンの15%に該当する莫大な金額だ。高霊郡関係者は「敷地購入費があまりにも多くかかり苦しい」としつつ「長期低利の公共資金融資を受けるなど資金準備方案に悩んでいるが、郡庁が私債を借りるようにお金をむやみに借りて使うわけにもいかない」として苦しさを訴えた。
慶北,醴泉郡も積み置き場建設に今年度予算の10%程度にあたる250億~260億ウォンの予算がかかると見ている。醴泉郡関係者は「積み置き場予定地域が道庁移転予定地近隣で土地買い入れ費用が大きく上昇した」とし「骨材販売で大きな収益を上げることができるとは期待していない」と話した。醴泉郡もやはり公共資金貸し出しを受ける方案を協議中だ。
光州広域市は2年間に155億ウォンの予算が必要になると見て、まず来年予算に70億ウォン程度を反映する計画だ。市関係者は「予算確保が難しく骨材販売費用をまず歳入として予定している」とし「(これを埋めるために)どのようにすれば骨材販売を増やすことができるか苦心している」と話した。光州市は傘下の都市公社に骨材販売を委託する方案も検討している。
骨材採取が代表的な産業のため初期投資費用負担が大きくない慶南,昌寧郡も‘期待半分憂慮半分’だ。30ヶ市・郡が一斉に骨材生産・販売に出れば、骨材価格が暴落し収益性が下がるだろうという予測のためだ。
地方自治体らは骨材販売など事業収益性が不透明なだけに、積み置き場用意などに政府が予算を支援することを要求している。国土部関係者は「骨材販売で収益ができるだけに地方自治体予算を投じるのが当然だ」とし「慶北と湖南の地方自治体らが反発しており協議を進行中」と話した。
イ・ジョンエ記者,ホ・ジョンシク選任記者hongbyul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/383275.html 訳J.S