原文入力:2009-10-21午前01:11:57
1億2千万ウォンかけた花畑 1ヶ月でスケート場に
‘スケート場計画’市民委員会 審議もせずに発表
ソンチェ・ギョンファ記者
←光化門広場を訪れた市民がフラワーカーペット周辺を散策している。フラワーカーペットは1億2千万ウォンをかけて秋の花を植え、一ヶ月もならずにスケート場を作ることにし予算浪費という指摘を受けている。 <ハンギョレ>資料写真
ソウル市が光化門広場に野外スケート場を作ることにし‘広場運営市民委員会’の審議も受けないまま計画を発表し、手続きを無視したという批判が出ている。またソウル市が8・9月の2ヶ月間に光化門広場管理費として3億6700万ウォンを使ったことが明らかになり、予算浪費という指摘も出ている。
ソウル市は去る15日、光化門広場のフラワーカーペットに2250㎡規模のスケート場を11月2日に着工するという計画を発表した。しかし、この過程で広場の運営方向と基準を決める‘広場運営市民委員会’の審議を受けていなかった。‘広場運営市民委員会’の審議はスケート場着工3日前の今月30日に開く予定だ。広場運営市民委員会委員のキム・ウォンテ ソウル市議員(ハンナラ党)は「光化門広場にスケート場を作るためには、広場運営市民委員会の審議を経なければならないがまだ審議をしていない」と話した。
シン・ミジ参加連帯行政監視センター幹事は「広場運営市民委員会は市民らの自由な意思表現および活動とは関係のない委員が多く参加するなど、当初から形式に終わるという心配が強かった」とし「委員会の役割を明確にし実質的な広場運営方向を決められるようにしなければならない」と指摘した。
これに対しキム・ジョンソン市体育振興課長は「現在、審議案を提出してある状態」とし「万が一、否決されるならばその結果に従う」と話した。
一方、8月1日に開場した光化門広場がややもすると‘金食い虫’になりかねないという憂慮も出てきている。
透明社会のための情報公開センター(所長 ハ・スンス)がソウル市施設管理公団広場管理チームに情報公開請求をし20日に公開した‘光化門広場8・9月管理費’を見れば、8月に1億460万ウォン,9月には2億6270万ウォンなど開場から2ヶ月の間に計3億6700万ウォン余りの維持費が投入されたことが分かった。
詳しい内訳を見ると、人件費が8・9月あわせて1億3670万ウォン余りで最も多く、広場清掃費・警備雇用費など委託管理費が4120万ウォン余り、広場噴水台・照明稼動3380万ウォン余りの順だった。
ソウル市はまた去る5日には約1億2000万ウォンの予算をかけ、光化門広場フラワーカーペットを秋の花に変えた。新しく植えた秋の花は約一ヶ月後の11月2日、光化門広場スケート場工事着工で除去しなければならない。
これについてソウル市は「人件費,事務室賃借料などを除く光化門広場の純粋維持管理費は一ヶ月約3800万ウォン」と説明した。
ソンチェ・ギョンファ記者khsong@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/383009.html 訳J.S