原文入力:2009-10-21午前01:46:50
‘国境のない記者会’発表
韓国順位 69位に後退
リュ・イグン記者
イ・ミョンバク政府になり、韓国の言論の自由が急速に萎縮していることが明らかになった。
フランス,パリに本部を置く‘国境のない記者会’(RSF)が20日(現地時間)発表した‘2009世界言論の自由指数’で、韓国は調査対象国家175ヶ国中69位(15.67)を記録した。これは昨年より22段階低い順位だ。また盧武鉉政府末期の2007年には39位,2006年が31位であったことに比べれば30段階以上下落し、現政権になって言論の自由に対する侵害が拡散していることを示している。
今年で8回目の発表となる各国の言論の自由指数は、国境のない記者会が毎年全世界数千名の言論人とメディア専門家を対象に行うアンケート調査と去る1年間の言論の自由に対する弾圧などを反映し算出される。指数が低いほど言論自由度が高い。
国境のない記者会は韓国の言論環境に対して「検察と警察が今やマスコミの報道を問題にし言論人を逮捕することに躊躇せずにいる」と明らかにした。
言論弾圧の事例として<文化放送>の‘PD手帳’製作ディレクターらに対する起訴とインターネット論客パク・デソン(ペンネーム ミネルバ)氏に対する起訴などを挙げた。
アフリカ北東部,紅海沿岸のエリトリアと北韓,トルクメニスタンが昨年に続き今年も言論の自由順位最下位国と評価された。反面、デンマーク,フィンランド,アイルランド,ノルウェー,スウェーデンなど北ヨーロッパの5国家が共同1位を占めた。
国境のない記者会は報道資料で特別に「‘オバマ効果’は米国が今回の調査で昨年(36位)より大きく上がった20位を記録させた」と言及した。
リュ・イグン記者ryuyigeun@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/383028.html 訳J.S