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チョン・ドゥオン‘外国語高校→特性化高校’推進…全教組“一般高校転換が解決法”

登録:2009-10-21 09:39

原文入力:2009-10-21午前07:17:24
施行令改定準備…内申土台,抽選選抜 誘導
外高側の入試補完論では‘私教育 抑えられない’判断
市民団体“外皮だけ変えたのではまた別の問題が出てくる”

ユ・ソンヒ記者,イ・チュンジェ記者,キム・ジョンヒョ記者

←昨年6月ソウル市教育庁がソウル,恵化洞の東星高で開いたソウル市内6ヶ外国語高校合同入試説明会で父母たちが学校関係者の説明を聞きながら資料を読んでいる。 キム・ジョンヒョ記者hyopd@hani.co.kr

‘外国語高校廃止’代案 輪郭
‘外国語高校廃止’を主張してきたチョン・ドゥオン ハンナラ党議員が特殊目的高校自体を廃止し、特別目的高校の外国語高校・科学高校などを全て特性化高校に切り替える内容の‘初・中等教育法施行令’改定を推進中だ。また特性化高校に切り替えた特別目的高校は、条件により自律学校・自律型私立高(自私高)・開放型自律高(自律型公立高)中の一つを選択するようにする方針だ。

チョン・ドゥオン議員は20日<ハンギョレ>と行った通話で「初・中等教育法施行令90条の特別目的高校と91条の特性化高校は特徴が似ているものの、これまで分かれて運営されてきた」として「90条の特別目的高校条項を削除し、特別目的高校に該当する学校をすべて特性化高校に統廃合する方向で施行令改定を準備中」と明らかにした。チョン議員の改定案が閣僚会議を通過すれば、今後科学高校・外高などは特別目的高校ではなく‘特性化高校’に変わることになる。

■ ‘特性化高校転換’なぜ出てきたか
チョン議員の構想は‘外国語高校廃止論’に対抗し外国語高校が出している英語リスニング評価廃止や入学査定官制導入など‘外国語高校補完論’では外国語高校が産んでいる私教育熱風の弊害をなくすことができないという判断に基づいている。また財団転入金などの条件のために大部分の外国語高校が自私高に切り替えることは難しいという現実的な理由も作用した。自私高に指定されるためには学生たちが出した納入金総額の5%に該当する金額を学校法人が学校に出さなければならない。

こういう判断によりチョン議員は‘入試名門高’に転落した特別目的高校の設立条項を源泉廃止し、すべて特性化高校に切り替えるという‘超強手’を持ち出した。しかし、その一方では特性化高校に変わった外国語高校を自律学校や自私高等に指定し、教育過程運営の自律性は保障するという腹案だ。

チョン議員は「今回の改定案は外国語高校に自律的選択権を与えながらも‘選抜権’は制限することが核心」と話した。チョン議員側関係者は「財団転入金5%条件を充足する学校は自私高に指定すれば良く、条件がみたされない私立外国語高校はそのまま自律学校に、公立外国語高校は自律型公立高に指定すれば良い」として「科学高校の場合は条件にあえば英才学校に、条件に合わなければ科学分野に特性化した自律型公立高に変わることになる」と説明した。

この関係者は「現行規定上でも平準化地域の自律学校は抽籤制で学生を選ぶようになっており、自私高もやはり内申が上位50%以内に入る学生たちを対象に抽選を通じて選抜するようになっている」として「外国語高校がどちらを選択しようが、結局選抜権は制限され私教育を抑えることができる」と話した。

■ ‘外国語高校補完論’何が問題なのか
こういう政界の動きに大元外高は最近、現在の中学校2年生が受ける2011学年度入試から英語リスニング試験をなくし内申と面接だけで学生を選抜すると明らかにした。また入学定員の35%を学校長推薦を通じ入学査定官制選考で選ぶ方案も推進することにした。京畿・大一・梨花外高も英語リスニング試験廃止と入学査定官制導入を検討している。

外国語高校側は入試制度を手直しすれば外国語高校の私教育誘発効果を十分に防げると主張する。難易度が中3水準をはるかに超えており‘初・中等英語私教育の震源地’という指摘を受けてきた英語リスニング試験を廃止すればこれに備える‘外高班’を運営するソウル 江南と木洞地域の学院(塾)が大きな打撃を受けるという話だ。
だが教育関連市民団体らは入試制度を手直しするだけでは外国語高校問題を解決できないと指摘する。ソン・インス‘私教育の心配ない世の中’共同代表は「外国語高校の英語リスニング試験廃止が英語テストを放棄するという意味ではない」として「入学査定官制など特別選考を通じていくらでも英語リスニング試験以上の効果を出すことができる」と指摘した。外国語高校側が新しく導入すると明らかにした入学査定官制選考でTOEFL,TOSELなど多様な公認英語能力試験成績を反映する可能性が高いということだ。入学査定官らが英語インタビューを通じて学生たちの英語実力を測定する可能性も排除することはできない。また内申成績が重要になれば、内申で英語教科成績が占める比重も今よりはるかに大きくなるものと見られる。

■ “一般高校転換が根本解決法”
しかし外国語高校を自私高等に切り替える方案も根本的な解決法になりえないという指摘が多い。

オム・ミニョン全国教職員労働組合スポークスマンは「自私高は内申成績上位50%以内の学生たちだけが志願でき、授業料が一般高校の3倍に達するなど、すでにもう一つの‘貴族学校’という批判を受けている」として「外国語高校が自私高に切り替わっても学校の外皮だけを着替えることに過ぎない」と批判した。キム・ミョンシン共にする教育市民会代表は「外国語高校を自私高に切り替えても優秀学生たちを選ぶという欲を捨てなければ、第2,第3の外国語高校問題が起きるだろう」と指摘した。

ユ・ソンヒ,イ・チュンジェ記者duck@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/383035.html 訳J.S