本文に移動

一斉試験 過熱競争, 教育庁が煽る

登録:2009-10-13 09:09

原文入力:2009-10-13午前07:26:38
休日登校・0時間目授業・中間考査延期…
“成績良ければインセンティブ提供”一線学校に公文送り
市民の集い“13・14日体験学習”

イ・ギョンミ記者,パク・スジン記者,チェ・サンウォン記者

←一斉試験廃止全国市民の集い会員たちが12日午前、ソウル,中区のフランチスコ会館で記者会見を行い、全国単位学業達成度評価による教育現場の跛行 事例と今後の計画を発表している。 イ・ジョンア記者leej@hani.co.kr

全国の多くの小・中・高校などが13~14日に行われる一斉試験(国家水準学業達成度評価)を控え休日にも生徒たちを登校させるなどの無理な授業をしていることが明らかになった。特に一部地域の教育庁らは各級学校に公文書を送り一斉試験対応を促すなど‘過熱競争’を煽っていることが確認された。

全国教職員労働組合,正しい教育のための全国父母会などで構成された‘一斉試験廃止全国市民の集い’(市民の集い)は12日ソウル,中区 貞洞のフランチスコ教育会館で記者会見を行い「一斉試験のために小学校でも0時間目授業を行い、中間考査が延期になるなどの非教育的事例が続出している」とし「一斉試験を廃止せよ」と要求した。

これらが公開した資料によれば、慶北亀尾教育庁は先月初め各級学校に‘一斉試験に備えた学力向上計画’をたて報告しろとの指針を送り、「評価結果により教師勤務評定,職務,成果給,外国研修などと関連したインセンティブを提供する」と話した。

大田市教育庁は先月16日‘一斉試験関連中・高校教頭会議’を開き、中間考査期間を学業達成度評価直後に調整し、中間考査に学業達成度評価既出問題などを反映しろと指示した。中間考査を終えて一斉試験を行う場合、準備期間が短くなるという憂慮からだ。

こういう雰囲気に忠南B小学校などは0時間目授業を行い、全南のある小学校では昼休み40分を20分に減らし、学校で購入した問題集を解くようにした。江原のある小学校も毎晩10時まで行う夜間自習を2学期始業以後、達成度評価が終るまで継続することにした。

これと共に全教組慶南支部がこの日公開した資料によれば、馬山の25ヶ中学校の内、14ヶ所で正規就業が終わった後に学生たちを残させ補充授業をしている。馬山M中は一斉試験を受ける3年生らに問題解答授業をしており、H中は0時間目授業を行っていることが明らかになった。正常授業を行っている学校はただの2校だけだと調査された。

昌原でも6ヶ中学校が正規授業以後に強制補充授業をしていることが調査された。昌原B中は休日の10~11日にも学生たちを登校させた。一部学校は授業時間に既出問題を解かせ、一部の別の学校も12月23日に予定されていた中学校1・2年生対象一斉試験に備えるために毎年11月に開く学校祭を取り消す方針だ。

ファン・グムジュ全教組慶南支部首席副支部長は「高等学校の入試学院化現象が一斉試験のために中学校と小学校に広まっている」とし「各学校の跛行授業を強力に止めなければ、次の一斉試験を控えてはより一層深刻な状態になるだろう」と話した。

一方、市民の集いは13~14日に全国で行われる一斉試験を拒否し、試験当日に体験学習に出発する計画だと明らかにした。3広域市と高陽市など15市で600人程度が体験学習に参加すると見通した。市民の集いは今回の一斉試験に117億ウォンの予算が投入され、採点教師として2泊3日以上・1万人余りが動員されると主張した。
イ・ギョンミ,パク・スジン,昌原/チェ・サンウォン記者kmlee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/381588.html 訳J.S