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龍山鎮圧 警察“望楼内に引火物質が集まっているとは知らなかった”

登録:2009-10-09 21:57

原文入力:2009-10-09午後09:02:43
特攻隊長, 龍山裁判で‘性急な鎮圧’容認

ノ・ヒョンウン記者

←去る1月20日明け方、ソウル,龍山4区域撤去民対策委員会会員たちが篭城中の漢江大通り再開発地域のある建物屋上で警察の強制鎮圧が進行される中で、屋上に設置した望楼に火災が起こり倒れている。 (聯合ニュース)

‘龍山惨事’当時、警察特攻隊が撤去民たちが篭城した望楼内に引火性物質が集まっているという事実をきちんと把握できないまま鎮圧を強行したという証言が出てきた。

9日ソウル中央地方刑事合議27部(裁判長 ハン・ヤンソク)審理で開かれたイ・チュンヨン(36・拘束起訴)龍山撤去民対策委委員長など9人の公判に証人として出てきたパク・サムボク当時警察特攻隊長は「セノックスなど引火性物質60筒余りが現場にあるという情報は進入が決定されて知ることになったが、その多くがすべて望楼に集められているとは考えられなかった」と話した。彼はまた「引火物質油蒸気による爆発性火災に対しても予想できなかった」と証言した。当時、現場責任者キム・スジョン ソウル地方警察庁次長も「暗い明け方であったため望楼内部の事情は把握しにくかった」と話した。

警察幹部らのこういう証言は裁判の争点である‘警察の過剰鎮圧’可能性を示すものとして注目される。

パク氏は‘撤去民が望楼を建設すれば、その中で占拠篭城をするので当然引火性物質と発火原因になる発電機などは望楼内に集めておくのではないか’という弁護人の質問にも「高いところに視野を確保しようとして望楼を作ったと考えただけで、占拠篭城をするとは予想できなかった」と答えた。パク氏は続けて「作戦進行中にも‘望楼内に引火性物質がたくさん集まっている’という報告を受けたことはない」として「現場状況に対しては各隊長が独自に判断する」と話した。

パク氏は‘作戦開始前に篭城者などは警察官と空き家に3回にわたり石と火炎瓶を投げただけなのに、その程度の状況で警察特攻隊が出動する要件になるか’という弁護人の質問に「その状況だけならば要件にならないが、現場で見た具体的な危険性を総合的に判断したのだろう」と答えた。

ノ・ヒョンウン記者goloke@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/381150.html 訳J.S