原文入力:2009-10-07午後01:34:36
イ・チュンソク議員, 行政安全部-監査院 内部文書公開
“組織改編対象ではない”意見 無視して強行
イ・ジョンエ記者
昨年‘ロウソクのあかり政局’時になされた国家人権委に対する監査院監査が‘政権の好みに合わせた’狙い打ち監査だったとの主張が提起された。
イ・チュンソク民主党議員は6日、監査院国政監査で「監査院は行政安全部の答弁を通じて人権委が監査対象になりえないということを確認しながら狙い打ち監査を強行したことが明らかになった」とし、昨年5~6月の人権委監査当時に監査院と行政安全部との間を行き来した内部文書を公開した。
文書によれば、当時行安部は「業務引継ぎ委員会で独立機構として維持させることに決め、人権委が新政府スタートにともなう政府組織改編対象から除外された」と答えたが、監査院は「人権委が局別標準規模基準に外れているにも関わらず組織改編を要求するなどの措置を取らずにいる」として、人権委の組織改編を要求する方案を行安部に要請した。
特に人権委の地域事務所新規人材増員と関連しては監査院が行安部の答弁を‘わい曲’さえしていたことがわかった。行安部は「新規行政により業務量の増加側面も同時に考慮した」と答えたが、監査院はこれを「行安部が新しい業務が発生しない既存業務の単純分割遂行と判断した」とわい曲した。また行安部が「地域事務所人材が2001年から凍結されているので業務は大きく増え(2001年1151件→2007年1万7534件)、本部人材を地域事務所に配置すればむしろ問題が加重される」と明らかにしたが、監査院は「自らの人材調整を通じ調達しなかった」として‘注意’処分を下すこともした。
イ議員は「監査院が人権委組織縮小という結果を引き出すために主務部署である行安部の意見を意図的に無視し事実関係をわい曲した」として「人権委監査は監査根拠にも合致しないオーダーメード型狙い打ち監査であった」と批判した。
同党のパク・ヨンソン議員も「人権委の監査が昨年1,3,5月の三回にかけて集中的になされたが、これは狙い打ち監査であった<韓国放送>監査時期と一致する」として、なぜ人権委をこの当時に監査しなければならなかったのか正当性がある書類をまだ発見できない」と指摘した。
これに対しキム・ファンシク監査院長は「人権委の人事や組織管理運営は監査院が当然監査しなければならない事項」として「独立機関であるから必ず監査から除外されなければならないというのは監査院の立場ではない」と話した。キム院長はまた「決して理念的に区分して仕事をしたことはないと誓う。監査院が理念的指向により差別したとすれば該当職員を懲戒するだけでなく私が責任を負う」と話した。
人権委が監査を受けた昨年には、ロウソクのあかり政局で‘反MB情緒’が急速に拡散した時期であり、当時人権委は130件余りの人権侵害陳情書を受け付け調査を進行していた。
イ・ジョンエ記者hongbyul@hani.co.kr
原文: 訳J.S