原文入力:2009-10-06午後08:46:09
キム・ヨンウ議員, 国防部調査本部‘長官報告文書’公開
“軍関連犯罪捜査と関係ない 職権乱用”指摘相次ぐ
ソン・ウォンジェ記者
軍が政界と民間査察を行っているという疑惑が与党議員によって提起された。
キム・ヨンウ ハンナラ党議員は6日、国会国防委の国防部国政監査で国防部調査本部長が去る7月10日と8月21日に国防長官に報告した‘指揮参考’という題名の文書を公開した。この文書には‘大統領府 行政官対象 大々的な総入れ替え’,‘ゴルフ運動関連 大統領府の雰囲気’,‘特定要人の国会議員出馬説’等に関する内容が含まれている。
文書は「大統領様の広報分野人事再配置を通じた業務調整と補強指示により業務能力が落ちたり業者と癒着または雑音が出た人々を含め大幅総入れ替えされるものと見ている」とか「7月7日から大統領府内部100日監察が終了し、大統領様の知人たちが公務員1人がゴルフをすれば3人がご飯も食べお金も使い経済活動に役立つことができると言及した」と指摘した。また、特定要人が「鎮海市国会議員候補として議論されている」とか、ある国会議員が「私はOO議員が大統領に当選する時まで必ず再選する」と話したなどの内容も含まれている。
特にこのような文書は国防部‘要員’の活動等を通じて作成されていることが明らかになった。ユン・ジョンソン国防部調査本部長(准将)はこれと関連して「国防長官が国政の一分野を担当するので、全般的に理解することが必要だ」とし「(該当情報収集は)当然に我々の任務であり報道と要員活動,関連機関協力により取得している」と答えた。
キム議員は「こういう内容は国防部調査本部の任務である軍関連犯罪捜査と全く関係ないもの」として「特定議員が私席で話した内容と大統領知人の私的な発言まで入手し長官に報告したということは政治軍人の動き」と批判した。同党のキム・ドンソン議員も「犯罪関連性がない懸案を報告したことは明白な任務違反であり職権乱用であり本部長は罷免に値する」と加勢した。アン・キュベク民主党議員は「今がどんな時代なのか、個人の息づかいまで報告するこういう動きが勝手にやられていいのか」と問い詰めた。
国防委員長のキム・ハクソン ハンナラ党議員は「我々は今皆が驚いている」として「軍は軍本来の姿勢でするべきで、誤解を受ける行動をしてはならず、政治査察とかそういう疑惑を受けるような仕事はしてはならない」と叱責した。
これに対し、ユン調査本部長は「誤解されうる部分がある」と一歩退いた。キム・テヨン国防長官は「今後はそのような仕事をしないよう徹底的に統制する」と明らかにした。
ソン・ウォンジェ記者wonje＠hani.co.kr
原文: 訳J.S