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現代車労組選挙は反省の機会…現場と共有された労働運動にしなければ

登録:2009-09-29 09:59

原文入力:2009-09-29午前07:17:16
‘現代車出身’チョン・ガプドゥク金属労組委員長インタビュー
政治闘争に対する批判強いが、非正規職・下請け業者が共に生きる道
組合員教育と意見収斂並行,産別労組として完成させなければ

イ・ワン記者,キム・ボンギュ記者

←チョン・ガプドゥク金属労組委員長が27日午後、ソウル,永登浦2街の金属労組事務室で<ハンギョレ>とインタビューをしながら、最近あった現代自動車労組選挙結果,金属労組の変化方向などに対する見解を話している。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr

チョン・ガプドゥク(51)全国金属労働組合(金属労組)委員長は去る27日<ハンギョレ>と行ったインタビューで、労組が政治闘争をするのは当然だが「現場と共有された政治闘争をしなければならない」として「懸案懸案ごとにストライキをすると言えばそれでいいのか」と反問した。彼は返事をする過程で‘上意下達式’労働運動の限界を指摘し、反省を土台に緩やかにならなければならないという点を繰り返し強調した。

1995年と99年の2度、現代車労組委員長を務めた彼は2007年金属労組の初の委員長として当選した労働運動家だ。チョン委員長は今月28~30日に実施される金属労組次期執行部賛否投票が終わり次第、再び‘現場’に戻るという抱負を明らかにした。以下は一問一答.

-今回の選挙で現代車労組が変わるという予測が多い。

“民主労組運動の方向には問題がない。しかし労組を運営する人々が誤りを犯した。現執行部が事実対内外的に最も剛性の執行部であった。ところが実際に成し遂げたものがない。賃金団交をしたが辞退し‘週間2交代制’も実現できなかった。弱気な指導部を見て失望と怒りがあるだろう。こういうものらに対する失望感を組合員が投票で審判した。イ・ギョンフン支部長に対してわい曲された側面が多い。6転7起で委員長になっただけに今後はもっと上手くやれると思う。”

-イ・ギョンフン当選者は金属労組が地域支部に切り替わることに悲観的だ。影響力が大きい現代車労組が応じないならば、金属労組が推進する地域支部への転換は難しくないか?

“現代車労組が金属労組の3分の1を占めるので変わると言われるが、かつての戦闘的な支部と変わることはないと思う。しかしこの間(金属労組は)努めて原則だけを話してきた。”

-この間推進してきた金属労組の地域支部への転換をどのように展望するか?

“ドイツ式をベンチマーキングした産別労組を15万人が2年6ヶ月間執行してきた。現在推進している構造の新しい度量が大きな変化をもたらすことができないならば産別労組の完成は難しくなるだろう。組織点検ないし(変化に向けた)決定をしなければならない時点だ。過去のように上層単位から下ろす運動は通じないということが証明された。時間がかかっても産別労組の組合員教育が必要だ。現場中心に政策化して組合員中心的な運動にしなければ難しいと思う。起亜車(選挙)でも現代車選挙のような現象がさらに起きうる。”

-政治闘争に対する批判も多い。
“現代車がストライキをどれほどしたか。4年間に何日したか。(韓-米)FTA,牛肉の時だけした。ストライキをした時、生産できなければ経済が滅びるというが、現代車が年間生産目標量を達成できなかったのは一年しかない。非正規職,協力業者を置くことで腹を肥やしているが、政治的闘争をしてこそ非正規職の賃金を上げることができ納品業者の単価を上げることができる。(ただし)現場と共有された政治闘争にしなければならない。”

イ・ワン記者wani@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/379240.html 訳J.S