原文入力:2009-09-24午後11:18:40
国会情報委, 国家情報院 答弁
ウォン・セフン院長“ソウル高等検察庁が損賠請求可能”明らかに
北 黄江ダム放流当時 満水位より10m低かった
金正日 3番目子息の名前は김정운(キム・ジョンウン)ではなく김정은(*)
(*)김정운(金正雲)と김정은(漢字不詳)とは片仮名表記は同じくキム・ジョンウンだが、ハングル表記も発音も異なる。
シン・スングン記者
←ウォン・セフン国家情報院長(中央)が24日午後、国会情報委員会に出席し議員らの質問を聞いている。後列左側からキム・ジュソン国家情報院基調室長,キム・スク1次長,パク・ソンド2次長,チェ・ジョンフプ3次長. キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr
ウォン・セフン国家情報院長は24日国家情報院の民間団体査察疑惑を提起したパク・ウォンスン希望製作所常任理事を相手に国家が2億ウォンの損害賠償訴訟を請求したことに対して「ソウル高等検察庁で国家が損害賠償請求ができるという見解を明らかにし、損害賠償訴訟を請求した」と明らかにした。
ウォン院長はこの日国会情報委に出席し「パク常任理事訴訟の件に対し国家情報院は法務部とどんな協議をしたか。訴訟を提起した場合の逆風は考えてみなかったのか」という議員の質問にこのように答えたとパク・ヨンソン情報委民主党幹事が伝えた。
これに伴いパク・ウォンスン理事長に対する名誉毀損損害賠償訴訟に国家情報院だけでなく検察も関与していたことが明らかになり、論難が予想される。特にイ・ソクヨン法制処長が去る21日、国会法制司法委員会で「適切でない」と明らかにした今回の訴訟を検察が適当だと判断したことが明らかになった。
しかしチョン・ジンソプ情報委ハンナラ党幹事は「国家機関が関連した訴訟は法務部が代理するようになっており、そのような機械的手続きに沿ってソウル高等検察庁と国家情報院が協議したに過ぎない」として「訴訟決定の主体は国家情報院だと見る」と話した。
また国家情報院は労働部と国家情報院とが常時協議チャンネルを稼動し労働界を不法査察しているという疑惑に対して「大型労使現場に不純勢力が割り込むことを感知する必要があり、労使現場を扱う関係機関の間に協力関係を構築していた」と明らかにした。国家情報院のこういう説明は労働部と国家情報院が事実上常時的な協力体制を構築しているという事実を認めたもので、「職員らどうしの個人次元で会ったこと」という前日のムン・キソプ労働部スポークスマンの弁明とは真っ向から反する。
国家情報院は北韓の黄江ダム放流当時、満水位論議と関連しては「(放流当時)水位が満水位から10m程度低かったと理解している」として「そのため、放流に備えなければならないという判断をしなかった」と明らかにしたとチョン・ジンソプ議員が伝えた。
←金正日の3番目の子息、キム・ジョンウンの名前が入った北韓宣伝ポスター写真。最近北韓を訪問し帰ってきた台湾の写真作家が元山付近の示範農場で撮影した。 文化放送(MBC)画面撮影.国家情報院はキム・ジョンイル国防委員長の後継者として報道されている金委員長の3番目子息の名前と関連して「(김정운ではなく)김정은だという諜報を持っている」と答えた。また最近オバマ米国大統領が金正日が元気だと発言したことに対しては「儀礼的な話ではなく事実を言ったもの」と話した。
シン・スングン記者skshin@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/378617.html 訳J.S